コンビニエンスストア3位のファミリーマートが、同4位のサークルKサンクスを傘下に持つユニーグループ・ホールディングス(HD)と経営統合を含めた交渉に入るようです。
実現すれば、全店売上高でコンビニ業界2位の巨大グループが誕生すし、またファミマは、ユニーが展開する総合スーパーと商品開発面などでの相乗効果も狙っているようです。
ファミリーマートの2014年2月期の全店売上高は1兆7219億円で、サークルKサンクスと単純合算すると2兆7407億円となり、2位ローソンの1兆9453億円を大きく上回るそうです。
全国各社のコンビニ店舗は5万店を超え、新たな出店余地が少なくなる中、規模を拡大して効率性を高めることが必要だと判断したようです。
両社の店舗数は1月末現在、ファミリーマートが1万1271店舗、サークルKサンクスは6328店舗で、合計は1万7599店舗となり、セブン−イレブンの1万7491店舗(2月末現在)をわずかに上回る計算となるそうです。
コンビニ業界はここ数年、セブン、ローソン、ファミリーマートの大手3社を中心に出店競争を繰り広げてきましたが、店舗数、収益力ともにセブンの独走状態にあり、出店競争が激しくなる中、物流や商品開発を共通化して収益力を高め、セブンに対抗する狙いがあるようです。
両社は現在、「交渉のスタートラインに立とうとしているところ」(関係者)で、今後1年程度かけて経営統合の手法を検討する見通しのようです。
株価は動きそうですね。
業界全体も動くかもしれませんね。
8028:5,490円、 8270:666円、 3382:4,486円、 2651:7,850円