ＪＲ会社法の改正案を閣議決定しＪＲ九州が2016年度上場へ

[TAROSSAさん]

政府はＪＲ九州を2016年度に株式上場させるため、ＪＲ会社法の改正案を閣議決定したそうです。

ＪＲ九州が国から監督を受けずに経営できるようにする内容で、鉄道事業は赤字が続きますが、駅ビルなどが好調で、民営化後も安定した経営ができると判断したようです。

 

完全民営化はＪＲ東日本、西日本、東海に続く４社目で、不採算路線からの撤退を抑えるため、先に上場したＪＲ各社と同じように国土交通相が路線の維持を求める指針を定め、従わない場合は指導や命令を出すそうです。

27日の閣議後の記者会見で、太田国交相は「完全民営化後も必要な鉄道ネットワークを維持してほしい」と述べたそうです。

 

ＪＲ九州は国鉄民営化のの際に3877億円の「経営安定基金」を国から受け、その運用益で鉄道事業の赤字を埋め合わせてきたそうです。

上場までに九州新幹線の施設使用料の前払いや借金の返済などに充てて、すべて使い切るとのことです。

 

来年ようやく上場する道筋ができましたね。

 

9020：10,035円、　9021：6,816円、　9022：22,250円