3月期決算企業の第3四半期決算発表も今週でほぼ終わりとなりますが、1月中に決算を発表した銘柄では、決算発表から一定期間が経過したことからアナリストの業績予想の見直しもある程度進んだとみられます。そこで1月中に決算を発表したTOPIX500採用の3月期決算銘柄の決算後のコンセンサス予想の変化をチェックしてみると、会社予想は据え置きだったものの、決算後にコンセンサス予想が上昇しているものもみられます。
今回はそうした銘柄のなかから決算後にコンセンサス予想が2%以上上昇しているものを取り上げてみました。そのなかでコンセンサス予想が5%以上上昇しているのが山九(9065)で、決算発表前には会社予想を下回っていたコンセンサス予想が決算後の見直しを受けて会社予想を上回る水準まで上昇しています。また、第一三共(4568)ではコンセンサス予想の上昇で一桁台だった会社予想とのかい離が10%まで拡大しています。