しろしさんのブログ
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マネックスビーンズホールディングス株主説明会(詳細編)
さて、では株主総会(詳細編)に続き株主説明会編へ
昨年度の実績として、
・個人向けマネックス債の発行および取り扱い開始で、銀行に眠っていた個人資産を取り込んだ
・MAIが認可を取得
・WRHJの50%を超える株式を取得し子会社化、M&Aアドバイザリーサービス開始し単年度で黒字化達成
・投資アドバイス機能(知のインフラ)の開発開始
・産官学の協力による八戸コンタクトセンター計画の開始
・トウキョウフォレックスの株式取得、子会社化
・戦後発の独立系生保としてライフネット生命の生命保険業免許取得
海外展開
・米国現地法人MBH Americaを設立
・北京駐在員事務所を開設
経営方針
・商品・サービスの先進性と独自性の追求
・自ら商品組成できる体制の強化
・低コスト資産管理型ビジネスモデルの構築
今後の成長性
・オンライントレード
・資産運用ビジネス
・最先端の技術と理論による投資アドバイス
・成長芳しい海外市場
等をトータルで意識した上で、
最先端の技術と世界水準の商品・サービスを提供するグローバルな個人投資家向けオンライン金融機関を目指す。
短期計画
・アクティブトレーダーに対する訴求
・FXビジネスの強化
中期計画
・世界中から商品ラインナップを構築
・投資アドバイス機能の提供による資産獲得
長期計画
・海外における事業展開
・収益構造の変化
(現在)売買手数料収益7割:投信3割
(5年後)売買手数料収益5割:投信5割
(7~8年後)売買手数収益1/3:投信1/3:海外収益1/3
社外からの牽制促進
・社外取締役による牽制
・アドバイザリーボードの継続的開催
・積極的で透明性の高い情報開示
株主還元
・連結当期純利益の50%を目処とした高い配当
・中間配当の実施
・自己株式の取得
っと松本社長より一通り説明が終わった所で
11:47~質疑応答
Q1、SBIは銀行を持ったが、総合金融サービスを目指すマネックスとしても資本参加しているイーバンクと経営統合しては?
A1、銀行業務は重要なファクターではあるが、リスクも大きい、現在はイーバンクに一部資本を入れて試金石としてみている
Q2、海外投信の販売手数料が高いが他社との差別化の為にも下げる事は出来ないか?
A2、ローノード型の販売が出来るように委託先とは交渉をしており、今後も頑張る。今は投信手数料のキャッシュバックキャンペーン等を活用して呼び込みを行なっている。
Q3、ITを使ったアドバイザリー業務とは従来の物と何が違うのか?差別化のポイントは?
A3、国際分散投資を基本としたアドバイスを行い、従来は機関投資家や年金基金等に向けた者で個人向けは無かった。これらを個人でも活用できる様な道を開く
Q4、FXの専業業者は高レバレッジでの短期売買に力を入れている所が多いが、外貨預金の感覚で長期で簡単に運用できるものにも力を入れて欲しい、具体的にはスワップ金利だけの引き出しや外貨送金などにも対応して欲しい
A4、現在の物は10倍で他社に比べれば低レバレッジである。スワップ金利だけの引き出しや、外貨送金などは今後前向きに検討する。
Q5、アクティブトレーダーへの訴求とは具体的には?
A5、従来は長期分散投資をする投資家に重点を置いていたが、アクティブトレーダーへの理解が必ずしも十分ではなかった。
マネックストレーダー等のツールサービスの強化などを行なっており、現在は十分対応できる体制があるが、弊社のイメージとしてアクテイブトレーダーからの正当な評価は受けていないと思う。
・ツールサービスの強化
・イメージの強化
・アクティブトレーダーの理解
を強化していく
Q6、株券電子化が始まるがこれに合わせて何か恩恵を受ける事はあるか?
A6、配当金の自動受け取りサービース等も考えられるが、現在の株券電子化では実質株主証明の印影のイメージも電子化しており、手続きに印鑑が必要なサービスが残ってしまう、これらは関係機関とも継続して交渉している。
短期的には、株の事は分からないが相続したなどの箪笥株として残っていた株券を取り込む最後のチャンスとして期待している
Q7、総会参加しゃの推移は?また参加者の変化は感じるか?
A7、総会参加者の年度毎の推移を数字で説明(メモ取れず)
古くは所謂、株のプロが多く質問も専門的な物しか無かった、
次の段階では、参加者が言葉や数字の意味を勘違いする等一般に広まった印象、また昨今は一般の投資かもきちんと勉強して言葉や数次の意味を理解して豊富な知識を有している。ここ1~2年の印象としては純粋な投資家と言うよりは顧客が増えたと言う印象
Q8、成長戦略に対し業績の伸び率が小さいのに広告宣伝費が下がっているのは何故か?積極的に広告をした方が良いのではないか?
A8、広告とはタイミングが重要で間違えると砂漠に水をまく様な物でまったく効果が出ない事もある。従来からの経営方針として帆船の話を良くしているが、風が無いときは帆を作り、風が吹いた時に一気に加速して進める体制を敷いている。広告も有効なタイミングを見て活用する。
Q9、総合金融を目指すのであれば、クレジットカード機能が無いキャッシュカードも作って欲しい、急な場合に1日待たないとお金の出し入れが出来ないと不便である。
A9、キャッシュカード一体型のカードで即時入出金が出来るので十分であると認識していたが、キャッシュカード機能のある物ならクレディセゾンのインフラが活用できるが、そうではないとインフラの構築から考えなければならず難しいが、顧客利便性追求の為検討は行なう。
以上で、株主説明会は終了しました。
総会、説明会両方ともメモ書きを元に私の言葉に直していますので、本来の説明とは若干ニュアンスが異なる部分も多いと思いますがご了承下さい。
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たぶん、私が参加して聞くよりも、こうやってしろちゃんの説明を読ませていただいたほうが、非常に理解しやすく、ありがたいです。
「収益構造の変化」、何度も聞いたような気がしますが、なかなか進まないようですね。それがちょっと心配です。安定的な収益がないと、マネらしい冒険もやりずらいのではないかなぁと。
ライフネットは、明るく元気なイメージがあります。マネックスも元気なイメージがついてくれるといいなぁと思います。
あ、つらつらと思うままに失礼しました。ありがとうございました!
理念や理想の追求と企業としての収益の向上が必ずしも同じにならない世の中なので難しい所ですねf(^^;)
時にはあれ?っと思うこともありますがwそんな中でも、顧客重視を第一と言ってそれを信じても良い気にさせてくれる大ちゃんなので、大ちゃんが社長で居る限りマネちゃんは応援したいっすねw