テレビもネットもニュースと言えば後藤さん殺害の事件が主に報道されている。
ｲｽﾗﾑ国の手によって斬首された映像が流れる。被害者として多くの国民の同情を買っている。
報道番組は後藤さんの生前の活動を放映している。
難民に援助したとか良きｷﾘｽﾄ教信者だったとか評判は良い。
それはそれなりに立派な人だったんだろうと思う。報道は死者に対し美化に特化する傾向がある。
事件のその後の詳細が徐々に明らかになり始めた。
当初なぜシリアにあれ程までに行ったのか疑問で不可解だった。
政府が公表した内容によると「昨年9月から3回も後藤さんに渡航中止要請したにも関わらず、言う事を聞いてくれなかった」とある。
要は中止要請を無視して勝手に行った事になる。
その結果、多大の迷惑をかけて結果は処刑で終わりとなった。
「自己責任でやります」と映像で語っていた後藤さん。
結果だけが自己責任になってしまった今回の事件、考えさせられるね。
