はるるっぴさんのブログ
無機質な感じの負けない投資家
先日、ひさしぶりに高級ホテルに宿泊する機会があった。
昨年、何回かエコノミーなビジネスホテルに宿泊したときは、中国人などアジア系の
宿泊客を見ることがよくあった。今回の高級ホテルでは、欧米系の外国人をたくさん見た。
夕食、朝食をホテルで食べたときにも、たくさん外国人がいた。朝食のときに横に座った
外国人はデルタ航空のバッチをしていたので、そのカッコよさと服装からデルタ航空の
パイロットさんだと思った。ほかにもたくさん欧米系の外国人がいた。
あまり高級ホテルに宿泊することはないのでよくわかりませんが、円安も関係している
だろう。将来、さらに円安になれば日本の高級ホテルの宿泊客は外国人で一杯になる
かもしれない・・・
素人のひとりごと日記です。
(すべて正しくは信頼できる専門家へ)
(自分の勉強のための日記)
無機質な感じの負けない投資家
投資で成功するためには、負けないことが大切。
以前日記で書いたように
1000 万円あった原本が、リーマン・ショックなどの大事件で
痛手を受け-50%の運用成績で500万にしてしまうと
元の1000万円に戻すのには、200%で運用しないと元に戻らない。
投資元本を減らしてしまうと厳しい戦いになる。
いかに負けないか、負けてもいかに損を少なくするかが重要になってくる。
負けないためにはどうすればよいのか、再度考えたい。
日記なので、思いつくままに書きたい。
●時代の大きな流れをつかむ
ここがわからないと、リーマン・ショックのようなことが起きたときに対処できない。
金融危機の本質を理解しないと、再びリーマン・ショックのような暴落が起きたときに痛手を受ける。
そう考え、いままでの日記では、たくさん書いてきた。
ここでは省略したい。
●安いところで買って、高いところで売る。
誰でもできそうな感じだが、意外とできない。
負ける人は、ニュースなどで話題になっているとき(株価は高いとき)に買ってしまう。新聞やニュースは何もかも終わってから報道することが多いので、そんなことはとっくの昔にヘッジファンドは知っていて、先回り買いしていることが多い。ニュースに飛びついて買ってしまう人は高値掴みをしてしまう。
ニュースで話題になった後、しばらくしてから株価は下がることが多い。
10%くらい下がると、買った人は、下がった理由を考え出す。
「おかしいな~どうして下がるのだろう。上がるはずなのに・・・」
「きっと何かの間違い。そのうち上がる」(・_・;)
などと考えたりする。
そのように考えているうちに、20%くらい下がる。
そうなると株価を見るのもイヤになってくる。(-_-;)
見ないようになる。
そして塩づけ株になる・・・
自分が株を買うときに、そこから上を買ってくれる人が
いるかどうか考えないといけない。
自分が買った後、その株を買ってくれる人がいないと株価は上昇しない。
ニュースを見ても買わない人たちは、そう簡単には買わない。
人気は長続きしない。
●移動平均線
株価は最終的には移動平均線に収斂する。
移動平均線より下で買った方が、リスクが低い。
もちろん、われこそはプロと自信のあるひとは、移動平均線より上で買える。
それはプロの世界・・・
しかし、下がったときは、まだまだ下がると思ってしまう。
下がったときや、暴落したときに買える精神力と気持ちの余裕が必要になる。
もちろん、日頃の勉強で安いところを買えるだけのしっかりとした理論を持つ。
株価が下がったときに、いかに強い気持ちを持てるかが、ひとつのポイントになる。
●マスコミ
マスコミは、株が高くていったん売ってもよさそうなときに
儲かった人の話をして煽る。
「アベノミクスで○○○万儲かりました・・・」
株が暴落して買いのチャンスのときは
株が下がって困っている人たちのところに取材に行く。
証券会社の株式ボードの前などに行って写真を撮ったり、インタビューしたりする。
「いや~参りましたよ~」
「損していますよ!こんなに下がったのですから~」(~_~;)
証券会社の方に聞いた話ですが、株が暴落したときにマスコミの記者がきて
「困っている人たちの写真を撮らせてください~」
せっかくの買いのチャンスのときに、
買う気にさせない情報を流して投資の邪魔をする。
マスコミは逆指標であることが多い。
●アナリスト
現在のマーケットもそうですが、常に良い材料と悪い材料がある。
アナリストは、
株が上昇したときに良い材料を探してきて文章にする。
株が下落したときには悪い材料を探してきて文章にする。
それがお仕事。
テレビなどで、アナリストの話を聞いたり、文章を読んだりすると負ける確率が高くなる。
これも以前日記で書いた個人投資家の言葉
「アナリストさまのお蔭で、いままでたくさん損させていただきました。」
まともなことを言っている人は少ないので、自信のない投資家は、できるだけ
日経新聞などに載っている専門家の説明は読まないほうが身のためになる。
●経験
投資では経験は必要。
十分な経験もないのに大きなポジションをとると痛い目にあう。
(経験を積むと、投資の難しさがわかってくるので、大きなポジションをとらなくなる)
いくら本などで勉強してもいざ実践となると、思うようにいかないことがでてくる。
経験を積み重ねていくまで、投資額を抑え慎重にしたほうがよいかもしれない。
本を読んで勉強しただけでは、車を運転できない。
経験を積んで運転も上手になってくる。
それと同じようなイメージを持っている。
●相場の予想をしない
相場の予想をすると、材料に振り回されるようになる。
また、結果の後講釈にすぎないアナリストやエコノミストの意見を参考にしてしまう。
マーケットで実力のあるヘッジファンドは人間心理を徹底的に研究している。
特に、賢い人をターゲットにしているので、賢い人の思考パターンになると負けてしまう。
自分の思いつくようなことは、きっと実力のあるヘッジファンドは見抜いていると考えてもよい。
相場は少数意見が必ず勝つ。
多数意見にならないように注意する。
相場の予想をすると多数意見になりやすい。
自分の考えに満足するよりも、マーケットと向き合えるスキルを磨くほうがよい。
客観的なデータから、相場と向き合った方が負ける確率が低くなる。
投資での負けを少なくするためには、自分の実力を正しく理解し、相場を知る必要がある。
自分で勝手に相場の予想をしてしまうと、相場を知ることができなくなる。
謙虚な気持ちを持ちたい。
孫子の兵法
「彼を知り己を知れば、百戦して危うからず」
●参考となるもの(例)
MACD
(オシレータ系では使える)
パラボリック線
一目均衡表の遅行線
(わたしが最初に教わった投資の先生がこれで何億と儲けていた。)
騰落レシオ
ボリンジャーバンド
過去の統計データ
過去の確率データ
歴史
(たとえば、東日本大震災が発生した時、ヘッジファンドのロボットは
阪神淡路大震災のときはどうだったのか見に行っていた。)
需給分析
(あまり情報が入ってこないので、簡単なようで難しい)
これも日記で以前書いた
投資で○○億の大きな成果を挙げている投資家の言葉
「チャートをよく見ること」
それしか教えてくれなかった・・・
●感情を入れずに無機質になる
感情的になる人は投資では困る。
感情が正しい投資判断の邪魔をする。
感情的になってしまうと、損切が遅れてしまう。
素早い判断もできなくなる。
また、自分の都合のよい理由を考えてしまう。
できるだけ無機質になることが必要になる。
そのことをよく理解しているので、ヘッジファンドは投資でロボットを使う。
相場と向き合う時は、無機質な感じになることによって、負けを少なくすることが
可能になる。
●債券の動き
一般的に債券市場の専門家の方が、株式の専門家より優秀だと言われている。
債券市場の方が正しい判断をすることが多い。
債券市場の動きは必ず見ておく必要がある。
基本は2年物国債になる。
(FXをされている人は、よくわかって取引されていると思う)
特に現在日米欧の債券バブルが進行中なので、注意が必要。
最初の危険信号はクレジット市場で発生し、債券市場に影響を与える。
リーマン・ショックのときも信用リスクプレミアムが上昇してから、
しばらくして、クレジットバブルが崩壊した。
余談になるが
海外のヘッジファンドは日本国債を買っているのは
将来日本国債を暴落させるために買っている。
日本国債を投資先として評価して買っている訳ではない。
建玉をためてチャンスを待っている。
1%でも長期金利が上昇すれば、ヘッジファンドは大儲けできる。
●ローソク足
ローソク足をよく見る。
一般的な話ではありますが
上昇トレンドは下値を切り上げ
下落トレンドは高値を切り下げ
トレンドが崩れるときは要注意
トレンドを見ることができれば、
「売ったら上がるし~」
「買ったら下がるし~」
と言わなくてもよくなるかもしれない。
●時間を武器にする
時間の要素を無視しない。
何度も書いたので、省略。
●基本に忠実になる
目先の市場専門家の意見に惑わされることなく、相場格言のような先人の知恵を
よく理解する。投資の基本を学び相場と向き合えば、高いところを買わずにチャンスを
待つことができる。結果、大きな負けを避けることが可能になる。
感情的になると基本に忠実になれないので、精神力を鍛え、相場に対しては無機質
な感じになってもよいかもしれない。
「人の行く裏に道あり花の山」
・・・
足元の相場は短期的に難しい相場になっていると思う。
チャンスを待ってもよいかもしれない。
待つことも投資。