名鉄百貨店は、運営する劇場「名鉄ホール」の営業を３月31日で終了するそうです。
４月から休館する方針は昨年５月に明らかにしていましたが、老朽化に伴う設備改修費を回収する見通しが立たず、閉館を決めたとのことです。
同ホールは1957年に開館し、同百貨店によると、照明や音響、舞台などの設備が老朽化し、設備の更新には２億円以上が必要だそうです。
４月以降の興行の予約は昨年２月から停止し、建物を所有する名古屋鉄道とと営業継続に向けて検討してきましたが、断念したそうです。
４月以降は、名鉄グループの株主総会や入社式など社内行事で利用するそうです。
同ホールは名鉄百貨店本店本館の８～10階部分にあり、客席数922だそうです。
御園座、中日劇場と並ぶ名古屋３大劇場の一つで、同百貨店は「これまでのご愛顧、ご支援に心よりお礼申し上げます」との談話を出したそうです。
名鉄は2027年のリニア中央新幹線開業に向け、同百貨店などが入る建物の建て替えなど名駅周辺の再開発を計画していますが、再開発後に劇場が出来るかどうか、同百貨店は「未定」としているそうです。
御園座は地元財界の出資により生き残りそうですが、名古屋３大劇場の一つがなくなってしまうのはちょっと寂しいですね。
9048：458円、 9664：247円
