タカタ製エアバッグのリコール(回収・無償修理)が世界各地に広がり、自動車業界では交換部品の調達・確保が深刻な課題となっているようです。
タカタは部品の緊急増産を始めたほか、他の部品メーカーも増産に乗り出し需要に応じる構えですが、リコール台数の急速な拡大に増産が追いついておらず、ホンダは国内の調査リコールを、事故の危険性が高いとされる高温多湿な地域から順に進めるなど対応に苦慮しているようです。
タカタは自社で交換部品を増産するほか、製造経験がある一部の同業他社に生産を委託せざるを得ないようです。
タカタは来年1月までに、メキシコの工場で交換部品の生産ラインを増設し、現在月産35万個の生産能力を45万個に増やす計画で、中国やドイツの工場でも増産態勢に入ったそうです。
タカタと取引がある部品メーカー「ダイセル」も、平成27年度に既存工場で交換部品用の生産設備を増設するそうです。
また、スウェーデンの「オートリブ」も既存工場の生産能力を増強するそうです。
両社とも生産規模は明らかにしていないですが、半年後をめどにタカタへ交換部品を納入するとみられるようです。
ただ、調査リコールの対象地域が拡大されたことで、リコール台数は全世界で2千万台規模に達し「多少の増産では追いつかない」(ホンダ幹部)状況が続き、ホンダは高温多湿の沖縄県から調査を始め、その後北上する考えのようです。
2千万台というのは、相当な規模ですね。
タカタは大丈夫なんでしょうか。
7312:1,325円、 7267:3,520円、 4202:1,476円