カネカは、妊婦の子宮内で胎児を包んでいる「羊膜」に含まれる幹細胞を使い、再生医療用の製剤の製造販売に参入するそうです。
2022年の販売開始を目指し事業の柱として育てるようです。
羊膜由来の幹細胞は、筋肉や骨などを構成する多様な細胞になる能力があり、拒絶反応が起きにくいため移植しやすく、損傷した身体の修復に役立つと期待されているようです。
羊膜は通常、出産後には不要となるため廃棄されており、活用に際して倫理的な問題が生じにくい利点もある一方、安定的な調達が難しく、従来は事業化を目指す企業がなかったそうです。
カネカは医療機関と連携し、帝王切開で出産した妊婦から羊膜の提供を受け、幹細胞を培養して製剤化するとのことです。
これで安定調達ができるんでしょうか。
おもしろい試みではありますね。
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