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笹井氏の自殺 馬鹿な私でも無念
- 〔出典〕 『論語』衛霊公 29
- 〔解釈〕 過ちを犯したことを知っていながらも改めようとしない、
- これを本当の過ちという。
し曰いわく、過あやまちて改あらためざる、是これを過あやまちと謂いう
2014.8.6 05:02
「大変な損失」笹井氏の自殺、安倍内閣の成長戦略に影響昨年1月、理化学研究所発生・再生科学総合研究センターを視察した安倍晋三首相(手前)に説明する笹井芳樹氏(右)。理研の野依良治理事長(中央奧)、京大の山中伸弥教授も同席した【拡大】
STAP細胞論文問題の渦中にいた理化学研究所発生・再生科学総合研究センター(CDB)の笹井芳樹副センター長(52)が5日、自らの命を絶った。笹井氏の自殺は、国の成長戦略の柱として期待される再生医療に深刻な影響を与えそうだ。笹井氏の網膜に関する胚性幹(ES)細胞の研究は、CDBなどで進められている世界初の人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使った臨床応用で使われる技術の基礎となるなど、日本の再生医療に大きく貢献してきた。
笹井氏の不在は、安倍晋三内閣の「三本の矢」の一つである「成長戦略」の柱とされる科学技術イノベーションに影を落とすことになりかねず、国や文部科学省にも衝撃が広がった。
菅義偉官房長官は5日、「このような事態に至ったことは非常に残念だ」と述べ、同時に「再生医療分野で世界的にも大きな功績のあった方だ。将来が期待される研究者だった」と悼んだ。
山本一太科学技術担当相は「大変ショックだ。本当に残念としかいいようがない」と述べた
文科省幹部も笹井氏を「日本の再生医療の代表的な研究者だった」と評価した上で、「大変な損失だ」と肩を落とした。
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