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【8515】アイフル

今回は消費者金融銘柄の分析です。

融資内容は四季報ベースで、無担保ローン44% 有担保ローン8% 事業者ローン3% 信用購入あっせん収益15% 信用保証収益9% ベンチャーキャピタル21%となっています。

いつも通り、2014/03の有価証券報告書から見ていきます。

【投資判断】
成長性:マイナス成長
財務:高リスク

現状の546円だとPERも10倍を切っていますし、妥当なように見えてしまいますが、市場はマイナス成長で、財務リスクも高いわけですから、わざわざ買う必要もないと思います。投資見送りが賢明でしょう。

【成長性】
営業収益(一般企業の売上高に相当)、経常利益共に不信が続いています。




通常、金融の顧客獲得競争は金利が武器となります。
住宅ローンだって、なるべく利率が低いところから借りますもんね。

ところが消費者金融は異なっていて「武富士とプロミスの金利を比べて安いところから借りたよ」という人は少数派です。
消費者金融を利用する人は経済観念がない場合が多く、現金が手に入れば金利は気にしません。
そのため、低金利にしても顧客を奪えないのです。

ではどうするか?金利は法律上の上限いっぱいまで取ってCMを打つ戦略を取るわけです
「テレビで流れているような業者なら安心だろう」という先入観を与えたほうがシェア拡大につながるのです。

有報のセグメント報告でも「無担保ローンにつきましては、WEBやテレビを中心に~」と、いきなり広告戦略から入っています。

肝心の成長性ですが、政府のグレーゾーン金利の廃止や、総量規制などもあり、市場規模は縮小しています。

消費者金融の成長性は上限金利を決定できる政府の政策に大きく左右されます。
貸付金利を上げることができれば、多少危ない顧客にも貸込めますから、市場は拡大するでしょうが、現状のままではマイナス成長が続くでしょう。

その他の事業も特段の強みが見えてきません。せいぜい横ばい程度でアイフルを引っ張るような成長はしないと思われます。

【財務】
自己資本比率は23.1%とやや低め
営業貸付金・割賦売掛金が総資産の7割(5,773億円中4,064億円)を占めているため、
顧客に貸しつけた資金が焦げ付いた場合は巨額の特損を出すことになります。

個人的には、金融業はそれ自体が価値を生み出すわけではなく、投じた資本リスクに応じたリターンを得ているわけで、
リスクが生じるのは仕方がないことなのかなーと思います。

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