売上の比率は機械76.4%(農機66.6%・建機9.9%)、水・環境システム20.8%、他2.8%になっています。
海外売上比率が57%あるためグローバル企業と言えます。
亡くなられた益本康男代表取締役の冥福をお祈りいたします。
【投資判断】
成長性:有望
財務:良い
日本企業ここにあり!と胸を張って自慢できます。
株価1395円はPER13倍程度と適正価格であり、長期投資に適しています。
【成長性】
機械部門、水環境部門が国内・海外ともに絶好調です。今後も力強い成長を続けるでしょう。
ただし、国内農機は「消費税率引き上げによる前倒し需要の発生に加え農業関連補正予算の執行もあって、記録的増加となりました。」となっているため、反動減が起こる可能性があります。
2014/05/13の決算短信から見て行きたいと思います。
http://www.nikkei.com/markets/ir/irftp/data/tdnr/tdnetg3/20140513/8o0aq0/140120140507054088.pdf
・機械部門
今後中国を始め、ベトナム、ミャンマー、バングラデシュなどでは経済成長に伴い肉食が増えていくでしょう。
畜産には多量の穀物が必要になるため、農機需要は世界的に堅調に推移すると思われます。
建設機械は今後中国不動産景気の影響を受ける可能性がありますが、総売上の1割程度の比率なので過度の悲観は不要です。
売上高:前期比29.3%増(1兆1,531億円)
(国内:24.9%増(3,326億円) 海外:31.1%増(8,205億円))
利益:69.2%増(1,969億円)
・水環境部門
新興国の工業発展に伴う良質な水の確保・生活水準向上による安全な水に対する需要は今後も増加していくでしょう。
水環境部門の海外売上比率は今後上昇していくと予想しています。
売上高:10.6%増(3,139億円)
(国内:9.5%増(2,689億円) 海外:17.6%増(450億円))
利益:6.5%増加(249億円)
・その他部門
売上高:20.1%増(416 億円)
利益:57.7%増(38 億円)
【財務】
直近の営業利益率は10%を超えており、利益率の良い事業基盤を持っています。
自己資本比率も44.4%と製造業の中では高めです。
減損リスクのある建物・製造装置・のれんなどは全体の15%程度(2兆1,046億円中3,173億円)なので、巨額の特損を出すことはなさそうです。
財務は安定しています。
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