個人向け社債の発行に踏み切る企業が増えているようです。
「アベノミクス」による景気回復などを背景に企業の資金調達の需要は高まっており、ソフトバンクや楽天、東芝などの有力企業が相次いで社債発行に踏み切っていますが、個人向け社債は国債などよりも金利が高く、個人投資家の人気を集めているようです。
ソフトバンクは、昨年６月と今年５月に、それぞれ４千億と３千億円の個人向け社債を発行しており、社債の一部を販売したＳＢＩ証券によると「インターネットで販売した分は、２回とも売り出しから数分以内に完売して“瞬間蒸発”した」そうです。
個人向け社債には、国債などよりも相対的に利率が高く、企業が債務不履行に陥らない限りは、株式などよりも元本割れのリスクが低いという利点がある一方、発行する企業側にとっても、Ｍ＆Ａなどで資金需要が高まる中、資金調達手段の多様化が図れるメリットがあるとのことです。
調査会社のアイ・エヌ情報センターによると、平成25年度の個人向け社債の発行残高は過去最高水準の４兆5991億円に上ったそうです。
東芝は２日、個人投資家向け社債を300億円発行すると発表しており、楽天は６月、同社初の社債として、個人向けに200億円分を発行したそうです。
個人投資家を呼び込もうと社債に賞品をつける企業もあるそうです。
３月に全面開業した日本一高いビル「あべのハルカス」を運営する近畿日本鉄道は今月９日、300億円の個人向け社債の発行を発表し、「あべのハルカスボンド」の愛称を付け、抽選で合計600人にハルカスにある「大阪マリオット都ホテル」の無料宿泊券などを贈るそうです。
国債などよりも金利が高いというものの、もっと配当利回りが高かったりキャピタルゲインも期待できる株の方が私には魅力があると思っています。
もちろんその分リスクも大きいですが...
9984：7,480円、 4755：1,328円、 6502：467円、 9041：374円
