株価が論理と乖離するには理由がある。朝刊の新聞記事に好材料が記載されているとする。9時の寄付から上昇を続けるケースばかりではない。また逆に悪材料が記載されていたからといって下落を続けるケースばかりではない。好材料出現で高寄した後下落したり、一方、悪材料出現で安寄した後上昇するケースがままある。
市場や個別銘柄が事実や論理を無視した動きが出た時、何とかそれを理解しようと努力するものであるが、それは虚しい努力なのであろう。重要なのは現実の認識で、市場参加者総体がその事実をいかに認識しているかがポイントになるのであろう。それが株価を動かす真の力なのである。
ゆえに、株価に賭けてはいけない。市場参加者がその株価をどう感じているかに賭けるほうが得策のように感じる。特に短期売買においては。