確実を求めることは株式投資家が克服しなければならない基本的事項であるようだ。しかし、確実は幻想である。
確実は人生においてもあり得ない。当然、株式市場においても存在しない。それは多くの市場参加者が追いかける夢でもあるが、幻想である。株式市場では人が歩いたことのない道に宝が隠されていることが多い。
その道の未知の領域から利益があげられるのである。それゆえ、不確実のもとで行動せざるを得ない。売買をする前にすべての事実を知ろうとする者はことごとくチャンスを逃すことになる。確信を得るころには利益を得るチャンスが消滅しているからである。
なんでこの株上がっているんだろうとか、下がっているんだろかと考えているようでは駄目だということである。