：カシオ計算機は、新株予約権付社債（転換社債＝ＣＢ）で100億円を調達するとともに、最大125億円の自社株買いを実施するそうです。
ＣＢ発行と自社株買いを組み合わせた「リキャップＣＢ」と呼ばれる手法で、企業の資本効率を示す自己資本利益率（ROE）を引き上げる狙いがあるようです。
ＣＢは５年物のゼロクーポン債で、払込日は23日となり、三井住友銀行の英証券子会社が、第三者割り当てで全額を引き受けるそうです。
カシオはＣＢで調達する100億円に自己資金を上乗せし、最大で125億円、850万株（現在保有する自社株を除いた発行済み株式の3.2％）を市場で取得するそうです。
これとは別に、現在保有する自社株の98％強に相当する1000万株（総発行済み株式の3.6％）を７月末に消却するそうです。
カシオは今年５月、2016年３月期に17％のＲＯＥを目指すとの目標を掲げましたが、前期のＲＯＥは9.2％で、ＲＯＥの向上には主力の腕時計事業や新規の電子看板事業を軸とした利益成長とともに自己資本を圧縮する資本政策が必要になっていたとのことです。
株価はどう反応するんでしょうね。
6952：1,462円
