週明けの東京市場は静かにスタートしたという印象がありますね。それでも、朝方に発表された中国のHSBC製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値が50.8(予想49.7)とポジティブな結果だったことから株高に傾斜しましたね。ただ、ドル円ではドルが売られるなど動きは限定的だったと思います。
さて、為替からは少し話がそれますが、『東京都議会のヤジ問題』は本当にひどい話ですよね。一応、この問題を振り返っておくと、18日の東京都議会において、塩村議員(女性)に対して、「早く結婚した方がいいんじゃないか」「子供を産めないのか」と男性議員がヤジを飛ばしたというものです。この問題は世界各国でも取り上げられており、「差別主義者による暴言」(英国紙)、アメリカでもウォールストリートジャーナルが記事を掲載し、CNNがニュース番組で特集を組むなど大きく取り上げられました。
東京オリンピックを控える中、日本のイメージ低下は必至ですが、今日になって鈴木章浩都議がヤジを認めたそうです。それにしても18日の事件ですから、かれこれ5日。日本の政治家って往生際が悪い感じがしますね。自民党会派を離脱するそうですが離脱だけで済むような問題では無いような気がします。
幸いこの問題が発生した先週水曜日から今日までの日経平均は崩れることなく推移していますから相場への影響は無かったようです。もちろん、この発言問題が自民党の要人にまで及ぶと多少なりとも相場への影響が懸念されますから何とも困る話ですが、ワールドカップでごみを拾うサポーターによって日本人が称賛される一方、こんなことでイメージを下げるのはなんだか許せない話です。
とまぁ、女性の怒りを書いたところで、相場の話に戻りますが、日経平均の方向感に乏しいのは、今夜から続く指標ラッシュに備えている感じがしますね。
今夜は「米・中古住宅販売件数」の発表があり、火曜日は「米・S&P/ケースシラー住宅価格指数」「米・CB消費者信頼感指数」「米・新築住宅販売件数」、水曜日は「米・耐久財受注」「米・四半期GDP」と注目の指標が続きますので”嵐の前の静けさ”という言った感じです。
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