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長期投資のチェック項目

先日、ある大手企業2社の男女2人の若手採用担当者と話をする機会があった。
二人とも選ばれた人だと感じた。


女性の方が言っていた。


「優秀な人材は取り合いなので、大変ですよ~」(・。・)
「私たちが選ぶと言うより、優秀な学生からは選ばれていると感じることがあります。」


などと言っていた。


また


「営業を希望して営業をやりたいと言ってくる学生が増えているんですよ~」(^o^)


などとも言っていた。


(女性の事務採用が減っているので、建前で言っているだけだと思うけど・・・)


・・・


さて、素人のひとりごと日記です。


長期投資のチェック項目


○ライバル会社について調べる


投資先についてはもちろんのことライバル会社についても調べると、投資先の理解を深めることが

できる。以前、買い予想をした小糸製作所であればスタンレー電気、日本を代表する電機メーカーの

パナソニックであれば最重要競合会社の韓国サムスン電子を調べるなど。


ライバル会社を調べることによって、投資先企業の業界について理解を深めることもできる。


○業界シェア


業界トップのシェアを持つ魅力的な技術を持っている。


トップと2番手とは随分違う。


逆に、あれもこれもやっている会社は、会社の状況を把握するのが困難なことが多く
長期投資先としては難しい。


ライバル企業に負けない得意分野のある企業。


世界トップクラスの技術を持っている企業などは投資先候補として調べる価値はある。
また、新規参入が難しい業界の方が、価格競争に巻き込まれるリスクが低くなるなど
メリットがある。


○情報


マスコミの情報などは、一般的によく知られていることが多いうえ、何もかも終わってから

報道されることもあるので、投資先を決めるうえであまり参考にならない。

(誤解を生じさせるようなミスリードもある)


みんなが知っているような情報にはあまり価値はない。独自で入手した情報の方が価値ある

情報であることが多い。投資家にとって情報はとても重要。たくさんの情報の中から価値ある

情報を発見して分析したい。


投資家にとって情報はとても重要であることを再認識したい。

(投資家は専門家と違うので、真実と虚構を見分ける力が必要になる。)


○株主構成


株主の構成を必ず調べる。


優良企業は、外国人の持ち株状況は高いことが多い。
外国資本の草刈り場になっている。


ゴールドマンサックスのように知恵と実力のある
大手ヘッジファンドが株主になっていたり
(ゴールドマンサックスもその実態はヘッジファンド)


ステート・ストリートなど真面目な運用会社が株主になっていることもある。
中国系のファンドも、日本の優良企業の株主になっている。(中国人の好みがわかる)


外国人は、優良企業を知っているので、いい会社には必ずと言ってよいほど
外国資本が株主に名を連ねている。
(四季報に載らない順位のところに外国資本がその名を連ねている)


わかりやすいところでは、グッチーさんの本に紹介されていた銘柄ユニ・チャームと
ナブテスコの株主を見てみると、株主には外国資本が一杯入っている。


優秀なヘッジファンドは、安い時に買っている!


また、日本の機関投資家も適度な持ち株割合で株主に名前を連ねている方がよい。
(政策的に株式を保有していることも多いので注意する)


○投資をしようと思っている企業を自分の目で見る


投資をしようと思っている企業を自分の目で見てくる。
本社は遠くて行けなくても支社や支店ならば見に行くことができることもある。


会社の中に入って会社案内や商品案内などをもらってもよいかもしれませんが
仕事の邪魔になるので、その場合は十分配慮する!
(できれば会社を自分の目で見るだけで我慢する。)
(商品案内は簡単にもらえることが多い。)


セキュリティーも厳しくなっているので、簡単ではありませんが
その会社で働いている従業員を観察することもできるかもしれません。
投資先を身近に感じることも大切に思う。


紙の上のデータだけではわからないことが多い。


長期投資家は五感を大切にしたい。


投資先企業の商品についても自分の目で見て、その商品の評判を聞いてみるのもよい。
身近な電機店にも投資の参考になる情報はある。


○経営者のメッセージ


経営者のメッセージを読む。


企業にとっては経営者とその考え方はとても重要なのでチェックする。


文章は、誰が書いているのかわからないので
人相や表情を参考にしてもよい。


人柄は顔に出てくる。


顔は自分で作っていくものと教えてもらったことがある。


○バランスシート


バランスシートを実務にくわしい人に見てもらう。


専門家でなくても財務に強い優秀な中小企業の経営者でもよい。


自分の力だけではバランスシートを読み取ることは難しいので
信頼できる優秀な人に投資候補先のバランスシートを見てもらう。
(優秀な人ならば、粉飾を見抜くこともできるかもしれない)
(見てもらう人を間違えないようにする)


優良企業だったら


「この会社いいねぇ~」
「すごくいいと思いますよ~」


などと言ってくれる。


今は良くなくても、将来期待できるような企業では


「悪くはないですよ~」


などと言ってくれる。


○縦に売買


以前日記にも書いたように、最大手証券会社の支店長から経験則を教えてもらったことがある。
たくさんのお客さんを見てきた経験則で


「銘柄を横に広げている人はたいてい失敗している!」
「成功されている人は、投資銘柄を絞って同じ銘柄を縦に売買されている人だ!」


とおっしゃっていた。


銘柄を増やすと調べるだけで相当な労力がいる。

縦に売買すると、バーゲンセールのときに買って

高いときに少し売ることができるかもしれません。

(ナンピンは慎重に対応する)


よく投資家から聞く言葉


「しまった~買っておけばよかった!」
「しまった~売っておけばよかった!」
「買ったら下がるし、売ったら上がるし・・・」


などと言ったりすることは少なくなるかもしれない。


1000株保有していて
100株ずつ5回売却してもまだ500株ある。


全部は売らない。


虎の子の100株残ったら損得関係なく保有する。


保有することによってその銘柄に対する投資感覚を持ち続けることができる。


○IR資料


IRの資料はよく見る。


わからないところがあればネットで調べるのもよい。


IR資料を見ても会社の業務内容を自分が理解できなければ、たとえ自分の好きな
専門家やブログ上のプロなどが推奨している銘柄でも投資対象から外すべきだと思う。


○社会貢献


社会に必要とされる会社に投資したい。
(表向きは社会貢献と言って、実は儲け主義の会社もあるので見分けたい)


社会に必要とされない会社は、いずれ淘汰される。
長期投資家の投資目的のひとつは投資を通じて社会に貢献すること。
長期投資で成功する人は、心構えの良い人が多い。


○自分がそこで働きたいような会社


自分が働きたい会社に就職することはなかなか難しい。


ただ、投資となれば、その企業に投資することはできることもある。

自分の好きな会社、自分がそこで働きたいような会社に投資すると気持ちもよい。


その銘柄を保有していることを自慢できるような会社に投資したい。


好きな会社なので、長期保有することができる。時間を味方につけることも可能になる。
ある証券会社の女性社員の方に好きな会社に投資すると話すと


「好きな会社に投資するって素敵ですよねぇ~」
「いまそのような話をされる方は減りましたねぇ~」(^_^;)


としみじみと答えられたことが印象に残っている。


好きな会社だと、楽しくその会社の業績を調べることができる。


株式の売買でも、買う時、売る時の投資のリズムを作りやすい。


株の話ではありませんが、以前、ある英語力抜群の投資銀行に勤める女性の方に


「どうしたら、英語がそこまでできるようになるのですか?」と聞くと


「好きになることよ!」


と答えられた。


○将来性


投資先企業の足元の業績だけでなく、将来性についてさまざまな角度から分析したい。


ある優良企業を訪問したとき、その会社に自社商品をPRする展示室があった。
その展示室を見て「この会社将来性があるなぁ~」と感じることがあった。


将来性は、紙の資料を見てもわからないことが多い。


ちょっとしたことでも、実際に自分の五感を使って調べると、気づくこともある。


○三方よし


利益だけでなく消費者のことを本気で考えている会社がよい。


言っていることと、やっていることの違う会社は、どうかと思う。


表裏なく、近江商人の三方よしの精神を持っている会社には好感が持てる。


売り手よし
買い手よし
世間よし


(売り手と買い手がともに満足し、また社会貢献もできるのが よい商売であるということ)


○信用の取り組み


信用の取り組みは絶対に見落とさないようにしたい。


信用の買い残が多く取り組みの悪い銘柄は当然要注意なのですが

(相場が何らかの悪材料で急落するとき投げ売りが出やすい。)


売り残の多い銘柄も注意が必要。
(何か理由がある)


優良銘柄を見つけたとき、信用の取り組みを見ると買い残が多いことがよくある。
株価暴落などで、玉石混合で売られているとき(売りたくない売りもでる)買い残が大幅に減る。


そのようなとき知恵と実力のある外国人が買っているので、一緒に買ってもよい。


○証券会社や著名な専門家が推奨していない


大手証券会社の推奨銘柄や著名な専門家の推奨している銘柄はできれば避ける。


「推奨されている」それだけで買う投資家もいるので、その分プレミアムがついて株価が割高に

なっているケースが多い。たくさんの人がよいと思っている銘柄の株価はある程度評価されている

こともあるので注意してもよい。


また、日経新聞の一面に自分の保有する銘柄の良い記事が出たときは
いったん売りを考えてもよい。


○あまり宣伝していない


コマーシャルや広告などで必要以上に宣伝している会社に投資するときは慎重になる。
みんなが知っている分、株価は、すでにある程度評価されているケースが多い。


中には、買われすぎている銘柄もある。また、商品があまり売れなくなって
宣伝している会社もある。宣伝費も必要になるので、その分、商品価格に転嫁するため
他社と競合するうえで、マイナスになるときもある。


わたしが今まで見てきた良い銘柄はあまり宣伝していない会社の方が多い。


○マーケット分析


個別銘柄に投資するといってもマーケットの動向を把握する必要がある。いくら個別銘柄の業績が

好調でもマーケット環境がよくなければ、株価はほとんど反応しない。


証券会社の方が言うように、少なくても


ファンダメンタルズ分析
テクニカル分析
チャート分析


はできるようになりたい。


また、さらに上のステップでは


現物価格は先物・オプション価格によって左右されることが多いので
現物投資をするうえでも、先物・オプションの動向を理解する必要がある。


余談ですが、先物・オプション取引をするうえでも
現物取引や個別銘柄の知識が必要になる。


さらに言えば、統計学に興味を持つとよいことがあるかもしれません。
実力のある長期投資家は統計学にも強いと思う。


○後から買ってくれる投資家


よい会社に投資したとしても、投資家がその会社に投資先として興味を持ってくれなければ、

その会社の株価はなかなか上昇しない。自分が買った後にその会社の株式を買ってくれる

ファンドや投資家がいるのか考えてみるのもよい。


以前、証券会社の方がこのようなたとえ話をされていた。


10人投資家がいて
10人中9人がソフトバンクの株を買ったとする。
その後、買ってくれるとしてもあと1人しかいない


その1人も買うかどうかわかりませんよ~


後から買い増したり、買ってくれる人がいないと株価は上昇しない。

長期間お金を遊ばせてしまうことになる。


株のことを知らない人まで買い出したら、そのときはいったん少し売ってもよい。


「需給」については、頭の中で常にイメージできるようになりたい。


・・・


こうして思いつくことを書くだけでもたくさんある。

とても書ききれない・・・


1つの銘柄を選ぶだけでも大変!


結果、ウォーレン・バフェットのような偉大な長期投資家の保有する銘柄も少ない。


○成功者から学ぶ


自分で勉強することには限界があるので、成功者から学ぶことも必要。


株式投資をされて10年以上成功されている熟練度の高い投資家から真摯に学ぶ姿勢を
持つと何か投資のヒントがあると思う。
{株式投資の成功者から学ぶ(後半)投稿する予定です。}


○ヘッジファンドの動向


株式市場ではヘッジファンドが大きな影響力を持っている。


そのマーケットのメインプレーヤーの実態を正しく理解しないで投資することは
無謀な行為。ヘッジファンドの歴史も含め、しっかりとコツコツ勉強して理解を
深めるようにしたい。


○最後まであきらめない


株式投資で成功することは難しい。なかなか上手くいかないことが多い。


しかし、最後まであきらめないで投資と向き合い努力を積み重ねていくと
一人前の長期投資家になる可能性は出てくる。


日本でも熟練度の高い長期投資家が増えることを期待したい。



長期投資家の最大の武器は「時間」です。



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