映画ずきのしんちゃんさんのブログ
中期の節目にとどかず
30日の日経平均は、14632.38(-49.34)。日脚は雲の上限14598を上回って基準線、転換線の上、パラボリックも上昇基調に変わった。しかし週足は雲を上に抜け、転換線14524を上に抜けたものの、まだ基準線15102のかなり下で、パラボリックも下向き。月足は基準線、雲の上ではあるが、転換線14863の下でパラボリックもまだ下向き。中期、長期では課題が残っている形である。短期の上昇基調が中長期の局面を変えるところまでいけるかどうか、週足基準線、月足転換線までゆけるかどうかが注目だが、今のところ金曜日の大きな下げで14700近辺で頭を押さえつけられてしまった形である。ただ週足でみると、雲の上限につっこんだものの、それから反発している形になっており、日経平均のチャートだけからみれば、雲の上限が次第に上昇してゆくので、週足MACDも底打ちしており、雲の上限が下値の抵抗として機能するのであれば、しばらくすれば週足の目処を上に抜けられる可能性もでてくる。
だが一方為替は101.78で月足こそ転換線の上で、日経平均より形がいいが、日脚は雲の下、基準線の下にあり、上昇基調には程遠い。週足も雲の上だが基準線、転換線の下。短期中期については、日経平均が為替の動きとはなれて上ぶれしている形となっている。2012年末からの日経平均の上昇は、ドル円相場との相関関係がきわめて高かったが、この相関が根本的に崩れていないのであれば、為替離れでいつまでも日経平均が上昇するのは難しいとも考えられよう。為替の動きも考慮すると、日経平均が中期の節目をきちんと抜けられるかどうかはまだ不透明な印象だ。