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次々発生する地政学的リスクも恐怖指数(VIX)は年初来最低

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ここ最近はタイのクーデターウクライナ東部での紛争、さらにベトナム漁船の沈没などが伝えられており、各国での地政学的リスクは高まっています。しかしながら、VIX(恐怖指数)は年初来最低を記録するなど、ある意味では不可解な状況に・・・。というわけで、今日はこの辺について解説しながらまとめていきたいと思います(∀`*ゞ)

まず、VIXVolatility Index(ボラティリティ・インデックス)の略称で、アメリカのCBOE(シカゴ・オプション取引所)が、アメリカの主要株価指数であるS&P500を対象とするオプション取引の値動きを元に算出している指数です。そしてこの指数は、一般的に高ければ高いほど投資家が相場の先行きに不透明感を持っているとされ、別名『恐怖指数と呼ばれてます。

まぁこの指数の注目度はそれほど無かったのですが、2008年のリーマン・ショクを期に一躍注目を集めるようになりました(リーマン・ショック時に80を超えたことから)。株価(S&P500)の変動性(ボラティリティ)を元に算出されるわけですが、安定したトレンドを描いて上昇していくよりも乱高下を繰り返したほうがボラティリティが大きくなるため、投資家の右往左往する心理を表しているといった感じもあるでしょうかΣ(ll||д゚ノ)ノコワスギィ!

例えば、毎日100円ずつ上がっていく株よりも、200円上げて100円下げるような動きをする株の方が最終的な値段は同じでも、ボラティリティは大きくなります。そして、前者よりも後者のほうが先行き見通しを立てにくいことからも、投資家の心理が反映する数値として利用されています。

そして、このVIX(恐怖指数)が冒頭で述べた地政学的リスクコンボにも関わらず、2014年で最低となっているんですよね( ,,`・ ω´・)ンンン?

ちなみに今年の最高値だったのは2月3日です。この時は大寒波の影響で軒並み雇用統計やISMといった重要指標が死んでいて、日経平均も1,000円近く急落し、ドル・円相場も年初来安値をつけたんですよね。

それに比べると、ここ最近の相場については不安感があまりないんでしょうか。まぁ特にアメリカの経済指標については軒並み好調な結果が続いていますし、引き続きFRBが金融緩和(ゼロ金利政策)を続けることは確定していますから、株式市場にとっては楽観ムードとなっているのかもしれません。

ただし、ここ最近はあまりに低すぎるといった指摘もなされるようになっています。NY連銀のダドリー総裁は20日に、VIXが異常に低い」とし、サプライズの可能性があるため少し神経質になっているといった話もあったようです。また、今後はVIXが上がるしかない状況にまで追い込まれているといった指摘もあります。

要は市場が楽観的過ぎるということなんでしょうか(;´∀`) まぁVIXについては、ここ最近はかなりの投資家がリアルタイムで見ているだけあって、この指数が急上昇することがあれば、必要以上にネガティブな見方をされる可能性がありますので、相場の潮目の変化を考える上で1つの参考となりそうです。

てなわけで、今日は異常に低い数値で安定している恐怖指数についてのお話でした。今後の値動きを考える上では、こういったモノも目安としておくと良いかもしれません。


そしてここからは昨日今日のドル・円相場について。昨日の海外市場は、1ドル=101.80~101.90円台の超極小レンジでのモミ合いとなりました。欧州市場では、イギリスが祝日休場(´つз-)。O.゚。*Zzz ということもあって参加者も限定的となっていた他、特段の材料もなかったことから値動きはほとんどなく小幅な値動きとなりました。

…続きはコチラから♪http://fxshufoo.blog.so-net.ne.jp/2014-05-27-1

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