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こんな記事が 増配、自社株買い 株高狙い利益還元

 

 業績の改善を背景に、株主へ利益を還元する企業が増えている。野村証券の推計では、全上場企業が株主へ支払う二〇一三年度分の配当金の合計は八兆四千億円と過去最高を更新。一四年度分は九兆二千億円とさらに増える見通し。企業が自社株式を買って一株当たりの価値を高める「自社株買い」も活発化している。どんな狙いがあるのだろうか。 


 Q 配当金って何? 



 A 企業が稼いだ利益の中から、株主に支払うお金だ。株式を買って企業の事業活動に必要なお金を出資している株主は、企業が利益を稼げば、持っている株数に応じて配当金を受け取る権利がある。企業は設備投資や、借金返済にもお金を使わなければならないから、利益からどの程度株主に配当として還元するかは全体の経営環境も踏まえて方針を決め、株主総会で議決を受ける仕組みだ。



 Q 配当を増やす企業はどれくらいあるの?



 A 大和証券の集計では、今月九日までに一三年度の決算発表を終えた東証一部上場の三月期決算企業七百六十六社(金融などを除く)のうち、配当を増やすのは四百二十五社と全体の六割弱を占め、過去最高だった〇五年度を上回るペースだ。純利益が過去最高だったトヨタ自動車は、一株当たりの年間配当を百六十五円と前年より七十五円増やし、過去最高水準に高める方針だ。



 Q 「自社株買い」はなぜ行うの。



 A 自社株買いは企業が利益などの剰余金を使い、自社の株を買い戻すことだ。買い取った株式は消却する場合が多い。全体の株式数が減ると一株当たりの価値が高まるため、株価は上昇することが多い。配当を増やすのと同様、株主への利益還元の効果があるよ。野村証券によると、四月以降に実施を発表したのは百三社。総額は一兆二千四百億円と前年の倍近いペースだ。



 Q 企業は株主への利益還元をなぜ重視するの。 



 A 〇八年のリーマン・ショック以後、企業業績悪化で株価が下落し、損をした株主は多い。企業業績が向上した一三年度決算では利益をどう還元するのか関心が高まっていたんだ。株主に利益還元する企業の株価は上がる傾向があり、株価が上がれば、投資したい人も増えるので企業は資金を調達しやすくなる。企業のトップや企業の買収など経営戦略への株主の支持も得られやすくなる。逆に株価が安いと、別の企業に会社を買収されてしまう可能性があるんだ。



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