都民・八千代銀、経営統合 「東京ＴＹ」グループに

[arama-さん]

 

　経営統合に向けて協議していた東京都を地盤とする地方銀行の東京都民銀行（港区）と、第二地方銀行の八千代銀行（新宿区）が今年十月一日に経営統合することで合意し、新設する持ち株会社の社名を「東京ＴＹフィナンシャルグループ」に決めた。社長には柿崎昭裕（あきひろ）都民銀頭取（５８）、会長に酒井勲（いさお）八千代銀頭取（６９）が就任する。

　両行はそれぞれ二日に開く取締役会で最終的に決定した後、二日午後に発表する。統合後の両行の預金量の合計は約四兆四千億円で、店舗数は百六十一。首都圏では横浜銀行、千葉銀行に次ぐ規模のグループになる。統合後、持ち株会社の子会社となる両行の名称は変わらない。

　両行は昨年十月に統合に向けた協議に入ることで基本合意していた。

　◆柿崎　昭裕氏（かきざき・あきひろ）慶大卒。７９年東京都民銀行。経営企画部長や常務などを経て１２年６月から頭取。青森県出身。