ホームセンター大手のコーナン商事(堺市)が、輸入した電気製品の安全検査をせず、検査済みであることを示す「PSEマーク」を表示して販売していた問題で、対象製品が約千品目、約1千万個に上ることが1日、分かった。同社は自主回収を含めた対応を検討しており、5月中にも調査結果を公表する。
電気用品安全法はメーカーや輸入業者に対し、電気製品が国の基準に適合しているかどうかの検査を義務付けている。
コーナンによると、検査済みと偽装された製品は主に中国から輸入された電気コードや電球。検査証がコピーだったり、3年間の保存義務がある検査記録がなかったりするケースがあった。