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更なる経済制裁措置へ。ポイントはプーチンの反応か
オバマ大統領が本日(28日)、訪問先のフィリピンで行った記者会見で、「ロシアに対する追加制裁を今日発表する」と発言しました。制裁を科す個人と企業の対象を広げると述べており、防衛関連のハイテク製品が輸出制限の対象となることなどを発表しています。
う~ん、何だか危惧していたように一層こじれそうな予感が・・・。ちなみに現状について簡単にまとめておきますと、東ウクライナの各地では、親ロシア派の過激な武装勢力によって庁舎や警察施設が占拠されており、これを排除するためにウクライナが軍を派遣し、その小競り合いで親ロシア派に死者が出ています(´・ω・`)
これにはプーチン大統領も激オコで、4者協議で事態の沈静化に努めることで合意していたものの、これを無視する形でウクライナ東部国境近辺で大規模な軍事演習を開始したほか、ウクライナ内に配置されていたロシア軍を総動員。現在はウクライナ軍とわずか数キロの距離で対峙しているとのことです。
まぁそんな背景もあってか、アメリカやEUがロシアへの更なる経済制裁へ踏み切るようですが、効果のほどはどうなんでしょうね。これらの発言を受けても、今のところ為替や株価はそこそこ落ち着いていますから、そう大した制裁内容とならないことは織り込み済みでしょうか・・・。
となると、気がかりなのはやはりこれを受けてのロシア側の反応でしょう。先週末にプーチン大統領が緊急の記者会見を行うのではとの憶測が、先週の一番大きな値動きとなったのは記憶に新しいところ:(;゙゚'ω゚'):
したがって、プーチンが軍事介入も辞さない過激な反応を示すようであれば、為替や株価が下押しされるのは間違いなさそうです。
てなわけで、経済制裁を受けてのロシアの反応については要注意。アメリカやEUに対する批難程度で済めば良いのですが、ウクライナに対する軍事的な圧力を強めるようなニュアンスが出てきた場合には、かなり警戒の必要な相場になってくると考えられます。
今日のドル・円相場についてですが、東京市場は、1ドル=102.00~102.20円台での値動きとなりました。日経平均が値を下げていたことで、102.00円手前まで下押しされたものの、そこからは株価とともに反発して高値圏へ。
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