ヤフーと中古本販売大手のブックオフは、資本・業務提携すると発表し、利用者はブックオフが買い取った中古本の一部をヤフーのオークションサイト「ヤフオク！」で買えるようになるそうです。
ブックオフはヤフーから最大約100億円の出資も受けるそうです。
「ヤフオク！」での販売は、すでに試行が始まっていて、来年度から本格展開するようです。
ヤフーは「ヤフオク！」で現在、年間約200万冊の中古本を取り扱っており、ブックオフと提携し、2016年度までに１千万冊に増やすことを目指すそうです。
ブックオフが扱うＤＶＤやゲームソフトなど中古本以外の商品も「ヤフオク！」で販売していくそうです。
ヤフーの宮坂社長は会見で、「日本でのリユース経験がある人は約４割。オンラインだけでなく、オフラインも合わせて市場を大きくしたい」と語ったそうです。
一方、ブックオフは全国に約１千店を持ちますが、それぞれの店は販売地域が限られ、売れ残りが課題となっており、ネットに販路を広げて収益拡大をめざすようです。
ブックオフコーポレーションの松下社長は「2017年３月期までに、利益を２倍にしたい」と話したそうです。
資本提携ではヤフーがブックオフが新たに発行する普通株式を買い取り、議決権ベースで約15％を出資し、筆頭株主になるそうです。
新株に転換できるブックオフ社債も買い取り、株式転換の権利を行使すると、ヤフーの出資比率は議決権ベースで最大約43％に高まるとのことです。
ブックオフは増資で得た資金を使い、買い取った商品を保管・管理するための約１万５千坪の物流センターを来年度中に関東につくるそうです。
さらに７月からはこれまで買い取っていなかったブランド品や雑貨なども買い取り、「ヤフオク！」にも出品し、このための買い取り窓口を各店舗に作っていくそうです。
ウィン-ウィンの関係になりそうですね。
4689：492円、 3313：751円
