どこまで戻せるか

[映画ずきのしんちゃんさん]

１８日の日経平均は、14516.27’+98.74. 雲の下、基準線14524のすぐ下でとまり基準線は奪還できていない。パラボリックも下むき。ただしＭＡＣＤは底打ちしているので、目先は戻りを試す展開と思われる。週足は雲の上14091で反発したが、転換線14598をまだ回復できていない。パラボリックも下向き、ＭＡＣＤは底ばいで、中期的には雲の上限を支えに底を固めるところか。月足は、基準線の上、雲の上で、月足転換線14754をめぐる攻防が続いている形で、なお上昇局面は維持しているとはいえ、パラボリックは下向きになってしまったし、ＭＡＣＤも天井をうってしまっていて、１６０００円あたりでいったん天井形成してしまったようにもみえる。しばらく調整が続きそうな印象だ。

日本の一人負けといわれているが、消費増税の影響、ＴＰＰの行方、そして安倍政権の経済政策の手詰まり感、右傾斜への懸念が行く手に立ち込めている暗雲の正体であろうか。企業決算が下支えになっているが、上昇機運を取り戻すには、政策面での追い風が必要だろう。逆にＴＰＰや法人税の減税などが失敗すればさらに底をさぐることになりかねない。