先週末、日経平均は、14000を割り、13900で、その取引を終えた。ダウも下げ、16020あたりで、その取引を終えた。基本的に、釣り上げられたものは、いつかは、元に戻るのである。日本株にしろ、ダウにしろ、株価が堅調であると、どうしても、このまま上げ続けるのではないかと考えてしまうが、利食いする必要があるので、何らかの理由で、売られるのが、自然な摂理というものである。含み益ではなく、実際の利益が必要なのである。
ダウは、16000が節目であるようであり、16000を抜くと15400が見えてきそうである。
日経平均は、14200が節目であったが、すでに割ってきている。さらに下げるか、一度値を戻してくるかであるが、連日の下げが大きいので、つまらない理由で戻す可能性がある。普段、反応しない材料であっても、理由をこじつけて、突然、反転するなど日常茶飯事である。
為替は、ドル安であり、円高でなく、ユーロ高でなく、豪ドル高でもない、ドル安である。
FRBの金融政策をにらんだ展開である。
ドル円が、チャート的に見て、反転しそうであるが、101円を割り込み、阿鼻叫喚の中で、株が一段安などというシナリオもあり得る。年金資金の帰趨などもあり、戻りを試してきそうであるが、ドル円が、102円に戻るかどうかの攻防戦というところか。
アメリカの指標で、ダウが戻るかどうかに注目したいところである。指標が良いのに、ダウの戻りが鈍いということになれば、本格的な利食いの時期が到来というところか。
<為替相場>
ドル円 100.35~102.80
ユーロ円 138.20~143.20
ユーロドル 1.3650~1.3950
ドル安の状況であり、利上げ時期をにらんだ展開である。現状での相場の動きは、わかりきったリスクを言い立てて(いままでは無視されていたリスク)、相場を動かしている状況にあり、短期で利益をうばいあっている状況である。
ドルの動きによる相場展開なので、やはり、アメリカの相場をねらってのトレードとなるのか。
<株式相場>
日経平均 13500~14150
そろそろ、割安銘柄を仕込みたいところである。少しずつ買っていこうかと考えている。株価は、5月にかけてまだまだ下げそうであると考えているが、日経平均先物を、月曜に少し買いを入れてみたいところである。
例のごとく、何らかの発言等での突然の戻りを期待してである。