底打ちはしたものの？

[映画ずきのしんちゃんさん]

週末の日経平均は１５063.77（-8.11）と小動き。日足は基準線、転換線の上だが雲の中。２月４日の14180を底値に３月１４日に二番底を形成した形になっていて、底打ちしたかにみえるが、雲の上限は15158を走っており、これを抜けてこないと上昇局面に転換したとは言いにくい。週足は雲の上、15034の基準線をめぐる攻防の最中。パラボリックは上昇に変わっており、ＭＡＣＤも上昇に転じているので、期待はもてそうな印象だ。しかしつき足は14754の転換線を回復しているものの、パラボリックはまだ下降カーブ、ＭＡＣＤも下降しており、調整が長引きそうな印象を与えている。

為替ドル円は日足は雲、基準線、転換線の上だが、１０４円をトライして一気に103.22まで押し戻された形で、ドルの上値は重い。ただ週足は転換線を抜け、パラボリックは上昇に転じＤＭＩもプラスになってきており、中期的には円安方向に転じてきている。月足も転換線の上、パラボリックも上昇しており、円安方向である。

ドル円の方は１０４で頭を抑えられてはいるものの、円安方向はまだ崩れていない。一方日経平均の方は底打ちしたようにみえるが、上昇局面には入れるかどうか微妙なところ。円安が貿易収支にあまりきいてこないとか、消費税の影響がどうでるかわからないといったことが背景かもしれない。ＴＰＰが妥結したりすれば上昇局面をはっきりととりもどせるかもしれない。