海流で翼回し発電 IHIなど 20年実用化へ年内試験

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海流で翼回し発電 IHIなど 20年実用化へ年内試験

 

 IHIや東大は、海中に設置し、プロペラ状の翼を海流で回転させて発電する「水中浮遊式海流発電システム」の技術開発を進めている。二〇二〇年の実用化に向け、実際に海でテスト機を使って性能を調べる試験を年内に実施する。システムが完成すれば、新たな再生可能エネルギーとして注目されそうだ。


 海流発電システムの開発は、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の委託事業。IHIと東大のほか、東芝、三井物産戦略研究所も参加している。



 このシステムは、ワイヤで海底から係留した発電装置を水深約五〇メートルの位置に浮遊させ、発電用タービン翼を回転させる仕組み。実用段階では、タービン翼の直径が約四十メートル、一基当たりの出力二千キロワットを目指している。発電コストは陸上風力発電よりやや高水準とされる一キロワット時当たり二十円が目標だ。



 海流は年間を通じて一定方向に安定している上、装置を水中に浮遊させるため天候の影響を受けず、継続的な発電が期待できるという。日本海域では流れの強い黒潮の利用を検討している。



 ただ、コスト低減や、場所により海流が蛇行する可能性があるなど課題も多い。設置場所を選定する際、漁業者や海運業者との調整が必要となる場合も考えられる。

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