ソニー、旧本社ビルなど売却

[arama-さん]

 

 

　今年度、２年ぶりに最終赤字に転落する見通しになった大手電機メーカー・ソニーは、構造改革の一環として、創業の地である東京・御殿山地区に立つ旧本社ビルなどを売却すると発表しました。

　ソニーが売却するのは、東京・品川の御殿山地区にある「ＮＳビル」と「４号館」の土地と建物で、４月中をメドに住友不動産に１６１億円で売却します。

　「ＮＳビル」は１９９０年から２００７年まで旧本社ビルとして使われていて、ピーク時には６０００人以上が働いていました。現在「ＮＳビル」と「４号館」で働く従業員７７０人は、東京・港区の今の本社ビルや厚木市の事業所などに移るということです。

　２年ぶりに１１００億円の最終赤字に転落する見通しになったソニーは、テレビ事業の分社化やパソコン事業の売却も発表していて、早期の黒字化に向け構造改革を急いでいます。