イエレンの議会証言で一度は、ダウは値を戻すが、その後下落。ダウが大きく調整するかと思っていたが、週末に、値を戻す。週末の終値が、16150であった。日経平均は、14400であった。ダウの戻りに合わせて、日経平均もおつきあいしたというところか。
ドル円が、101.80で、取引をおえた。円が、101.80というのは、日銀にらみの展開であると考えている。日銀の金融政策後に、円がどう動くかが重要である。円の取引が様子見の状態にあるのであれば、日銀後、あるいは、日銀の途中に、じわじわと円が、円安に動く可能性がある。そうすれば、日経平均も戻りを試してくると考えられる。
この頃の相場の動きを見ていると、指標での動きが目立っているようであるが、アメリカの指標が悪いと、テパーリングのスピードの減速の可能性を言い立てることで、ダウが底堅く動き、アメリカの指標が良いと、景気回復がクローズアップされて、ダウが上昇するという、何が何でもダウを高止まりさせたいという意思が見えるような相場展開である。
今週は、週のあたまの日銀の金融政策により、円がどちらに動くかを見極めてから動きたいところであるが、実際今後、難しい相場展開が続きそうであると考えている。今年の安値は、日経平均14000あたりかと考えていたが、今年の8パーセントの消費税の増税を考えると、このまま、日経平均が戻りを試してくるのも難しいのではないかと考えているところである。
アメリカの市場が、月曜はお休みであるので、アメリカの指標が空いたのちどう動くかを予想するのが、難しいところである。
<為替相場>
ドル円 100.20~102.80
ユーロ円 137.20~140.20
ユーロドル 1.3550~1.3800
現状で最も面白そうなのは、ユーロドルである。ユーロの動きを見ていると、1.3500~1.3800で動いているようであるので、1.3750あたりでのユーロ売りが面白そうである(1.3850あたりにストップというところか)。
円が、日銀後どのように動くかが、問題である。円安に進むのか、円高に進むのか。いったん、100円越えを果たしてもおかしくない状況である。日経平均の底もそのあたりか。
<株式相場>
日経平均 13800~15000
どっちつかずの展開である。現状の株価は安いということであるが、2009年はもっと安かったのである。実際の話、仕込めるだけ仕込んだ後に、吊り上げられるだけ吊り上げ、そして売りたたく。たちの悪い、仕手株のようなものである。これも大口次第である。