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ドルの最高責任者、イエレンFRB議長の議会証言を振り返る

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遅くなりましたが今日のまとめをしていきます(*´ω`*) 昨日はイエレンFRB議長の議会証言がリスクオン(選好)ムードを作り出して、久々に明るい材料となりました。

まず、22:30に発表された証言原稿では、文章の最初のほうに段階的に量的緩和の縮小を続ける可能性が高いとの文言が入っていたため、今後もテーパリングがしっかりと継続していく形ということを確認してドル買いに傾きました。

しかしながら、続く文章では経済状況に関して「完全には程遠いとしていたことや、失業率は完全な指標ではなく、6.5%を大きく下回っても低金利は維持すると、低金利政策を維持する方向性が強まっていたため、これらの文章を確認した後は徐々にドル売りとなりました。

■22:30(米)イエレンFRB議長議会(下院)証言原稿(要旨)
段階的に量的緩和の縮小を続ける可能性が高い
・2014年から2015年にかけて緩やかな経済成長と雇用の回復を予測
・失業率は雇用情勢の完全なる指標ではない
・量的緩和の終了後も強い緩和政策が適切である
失業率が6.5%を大幅に下回っても低金利は維持する公算
ただし、考えてみればこれはこれまでのFRBの主張をそのままそっくり踏襲している形となっています。つまり、市場が望んだ波風の立たない内容といったところで、原稿が公表された直後こそ荒い値動きでしたが、注文どおりの内容を次第に好感する形となって徐々に値を戻しました(ノ´∀`*)

また、24:00からは米下院でイエレン議長の議会証言が行われていました。特にその後の質疑応答について注目が集まりましたが、目新しい内容はなく、うまく乗り切ったといったところでしょう。質疑応答の発言要旨については以下のとおりです。

■24:00~(米)イエレンFRB議長 質疑応答(要旨)
・雇用市場は十分な状況ではない、失業が構造的な形となることを憂慮
失業率だけではなく、インフレ率が目標水準へ戻ることも重要
テーパリング停止は深刻な懸念が生じるような著しい悪化が必要
慎重なペースで量的緩和縮小を継続する公算が大きい
・12月と1月の雇用統計には驚いたが結論を急ぐべきでない
結局は繰り返しですね。従来どおりのFRBの見解をそのまま踏襲する形となりました。まさに市場が望んだ結果となったことで、ほっと一息といったところでしょうε-(´∀`*)ホッ

というわけで、まずまずの結果となったわけですが方向感が出てくるまでには至りませんでしたね(*´・ω・)(・ω・`*)ネー 大きな山場を越えてしまったこともあり、今後は少し材料難。ムード自体は悪くないので、今後さらに明るい材料が出てくることを期待したいです。


そして昨日今日のドル・円相場を振り返ってみると昨日の海外市場は、1ドル=102.10~102.60円台での値動きとなりました。欧州市場では、イエレン議長の議会証言を控えて上下に限定的でした。欧州株が小じっかりとする中で米長期金利(10年債利回り)も上昇したことから強含む場面もありましたが、伸び悩んでモミ合いが続きました。

…続きはコチラから♪http://fxshufoo.blog.so-net.ne.jp/2014-02-12-1

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