推奨ペア ９５０６東北電力 対 ９５０９北海道電力

[ISAC.WaKSさん]

ペアトレードは相場の乱高下に影響されにくく、安定して収益を上げることができるので投資の王道と言われている。今まさにお奨めできるペアトレードの具体的な例を挙げておきたい。

 

９５０９北海道電力（前場終値９５１円）を７００株買い、９５０６東北電力（前場終値１０８１円）を６００株売る。これで買い玉金額と売り玉金額はほとんど同額となる。仕込みは金額が同じくらいに（差が１０％以下が目安）なるように株数を調整する。

 

東北電力の株価を北海道電力の株価で割った比率は普通０．９から１．０の間にあるが、このところ北海道電力の株価の下落が激しかったのでこの比率は１．１を超えている。このペアについては８９日間の変動について偏差値を求め７０以上か３０以下で仕込むのが良い成績を残している。８９の数はフィボナッチ数列からきている。最近のこのペアの比率の偏差値は約９０であり、偏差値９０の発生確率は０．００６％である。要するに万に一つ以上のめったにないケースである。現在は偏りが昨日より拡大している。

 

私は偏差値が７０を超えたあたりで１回目を仕込んだので現在の評価額はマイナスである。普通ナンピンはしないけれど、このようなときは追加で仕込む。清算は偏差値が５０になったときが原則だけれど、比率が元に近くなればいつでもよい。計算期間が８９日と長いので閉じるまでの期間も普通は長い。勝率は非常に高い。

 

この投資法でマイナスになるのはペアのどちらかに大きな材料がでたときだが、現在のところ両銘柄にことさらに大きなニュースはないようだ。