ビジネスとしての株のトレード ROE 2階建て ペアトレード

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2014/01/29 - ISAC.WaKSさんの株式ブログ。タイトル:「ビジネスとしての株のトレード ROE 2階建て ペアトレード」 本文:私は株のトレードをビジネス的な感覚でやりたいと思っている。だから商売と同じ尺度でその成果ややり方を考えたい。

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ビジネスとしての株のトレード ROE 2階建て ペアトレード

ISAC.WaKSさん
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私は株のトレードをビジネス的な感覚でやりたいと思っている。だから商売と同じ尺度でその成果ややり方を考えたい。

 

自己資本利益率(ROE)は企業の成績を表すもっとも明確な指標だと思う。ROEは利益を自己資本で割った値であり、端的にいえば利回りである。自己資本は資本金の他に累積未処分利益なども含む。日本の多くの企業は赤字経営であり、ROEが20%もあってそれを続けられるのであればそればかなり立派な会社と言われる。だから、これに倣って株のトレードでも年率20%を安定して続けられることを目標としている。

 

ROEに大きく影響する要素の一つに借入金がある。投下資本に対して安定して10%の利益を上げられるビジネスがあるとする。もしそのビジネスを始めるための資金が不足している場合には借入金で不足分を補ってそのビジネスを始めればよい。借入金利を5%とすれば

 

自己資本のみの場合                     ROEは10%

借入金が自己資本と同額の場合(自己資本率50%)、ROEは15%

借入金が自己資本の倍額の場合(自己資本率33%)、ROEは20%

 

要するに儲かることが決まっているときは借金してビジネスをやる方が効率は良い。

株でも同じである。儲かることが決まっているときには借金して株を買うと良い。信用取引で株を買うことは借金して買うことと同じである。

 

例えば「2階建て」という手がある。利回り5%の株を保証金率33%で買えば利回りは9%になる。この考えに間違いはないのだが、株には価格変動がある。数パーセント値下がりしただけで上記の期待は水泡に帰すことになる。要するにインカムゲインをあてにして信用取引はできない。

 

株の通常のトレードでは儲かることが決まっていると言える状況はほとんどないであろう。何らかのインサイダー的な情報でも持っていてほとんど必ず儲かると分かっている人はいなくもないかも知れないが、ビジネス的な感覚で着実に利益をあげ、高いROEを目指すには統計的なアプローチ以外にはないのではないかと思っている。この視点からは類似株の逆張りペアトレードは正にビジネス的な手法といえるのではないだろうか。一つのぺアだけでもリスクは少ないがペアを幾つも組み合わせて実行しているので信用与信枠のかなり限度に近い建玉を続けても市場の動向に関わらず着実に成果をだしてくれている。



 



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