直接的な原因かどうかは不明だが、
東京市場の昼休み中に米長期金利が低下してドル円が下落。
ドル円のサポートを失い下値が脆くもろくなった所に
先物への断続的な売りとソフトバンクの売りが重しとなり
日経平均の下げ幅が拡大したと思われる。
先物の断続的な売りに関しては
先日ウォールストリートジャーナルのQE3の報道で
積極的に買い上げていた短期筋によるポジ調整の売りで下げはじめ、
そこへ旧正月前のアジア系HFの調整の売りが被さったという見方の他、
マクロ系などのHFによる新たな売りポジションの構築という見方もある。
また一部報道で、安倍首相が現在の日中関係を
第一次世界大戦前の英国とドイツの対立に「似た状況だ」と述べた模様だと
伝わっていることがマイナス視されているとの指摘もある。
日銀政策会合を終え、ダボス会議の基調講演も終え、
重大イベント通過で材料出尽くしという見方もできるだろうが、
調整売りと売り仕掛け、どちらが優位だったのか
その答えは明日以降の相場が教えてくれるだろう。
日経平均が下げ幅を拡大していったことで
センチメントが悪化し、東京市場は全指数マイナスで終了。
しかしそんな中、大型株の日本電産(+5.59%)は最後まで強かった。
日経平均 15695.89 -125.07 -0.79%
TOPIX 1287.52 -12.11 -0.93%
JQ 2172.82 -12.11 -0.93%
2部指数 3784.04 -26.64 -0.70%
マザーズ 1015.46 -19.88 -1.92%
今夜のNY時間には以下の重要指標が発表になるが、
①新規失業保険申請件数(22時半)
②中古住宅販売件数(24時)
③景気先行指数(24時)
余程の余程に悪化しない限りはQE3のさらなる縮小観測は後退せず、
ドル円も103円半ばが下値の目処で底堅いと思われる。
ではでは、今日も一日お疲れ様でした。