中国の工商銀行のシャドーバンキング関係の信託債権がデフォルト。1月31日がエックスディーということらしい。中国のシャドーバンキング関係のコゲつきが始まったようであるが、これが連鎖するかどうかが、問題である。日本の株式市場も、奇妙な下げに見舞われており、これが問題かと勘ぐってしまうのであるが、いかに。
今週は、月曜、火曜に日銀の金融政策があり、おそらく、インフレ云々、まだまだデフレで、現状維持というところである。
重要指標で言えば、中国関係のものが、月曜に発表される。中国の上海株式も上げてくる雰囲気はなく、中国の経済成長はまだまだ続くなどと強気な発言などもあるが、金融市場は、その発言には反応薄である。
やはり、2月のアメリカ債務上限問題もあり、下げ相場、あるいは不安定な相場が、アメリカの祭りまで続くかどうか、難しいところである。
中国のシャドーバンキング関係の問題のニュースが発表されたのが、1月17日であるので、月曜の相場が下落するのかどうかが問題である。しかしながら、中国政府が何らかの処置を、1月31日までに講じてくる可能性もあり、目がはなせない状況である。
<為替相場>
ドル円 102.40~105.20
ユーロ円 138.20~143.20
ユーロドル 1.3250~1.3750
相場の動きが、面白くなっている状況である。先年末の、ユーロ高相場から、ユーロが再び下落し始めている。円も、そのまま、円安急伸とはならずに、現状一服である。
先週の金曜から、動きがなくなり、嵐の前の静けさという表現がぴったりの状況である。
日本の貿易赤字もあり、円は、しばらくは円高になれば売りが基本路線になりそうである。
<株式相場>
日経平均 15200~15800
16000維持せず。ダウは、金融緩和縮小もあるのにもかかわらず、上げてきている状況である。下げるときは、理由を探して売られ、あげるときは、下げる理由があっても上がる。それが相場である。中国問題、それに続く、アメリカ債務上限問題などもあり、余談が許せない状況である。個別銘柄を見ていると、どう見ても割高なものがある。空売りが溜まっているものもあり売りにくい。短期で、日経平均先物でも売ってみようかと考えているところである。1月31日までに大きな下げがあれば、買いたいところである。