ゆきママさんのブログ
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最悪の結果となった12月雇用統計を冷静に振り返ってみた
こんばんは(ヽ'ω`)ゲッソリ それにしても昨日の(米)12月雇用統計は本当に悲惨な結果となりましたね。要因はもちろん大寒波による影響とされています。アメリカの大寒波については、ここ最近報道され始めたように思う方もいるかもしれませんが、実は12月初旬から、一部の州で気温がマイナス34度となるなど記録的な寒さで、死亡者も相次いでいました。
この寒波により、広範囲の地域で外出を控えるよう勧告が出され、職探しどころではないといった状況になってしまい、雇用統計に大きなゆがみをもたらす結果となってしまいました。
終わってみれば簡単なことじゃないかと言えるのですが、やはりISMやADPの雇用に関する非常に好調な先行指標によって、12月も雇用を大幅に増やしたという期待が高まってしまい、妄信的になってしまったのかもしれません(TwT。)グスン
■22:30 (米)12月雇用統計(雇用者数・失業率)
・非農業部門雇用者数
【予想】+19.7万人
【結果】+7.4万人
・失業率
【予想】7.0%
【結果】6.7%
・農業部門雇用者数
【予想】+20.0万人
【結果】+8.7万人
雇用者数に関しては言わずもがな・・・。失業率の大幅な低下に関しても、寒波による労働参加人口の減少が大きく押し下げたとの見方が強まっています。
まさに最悪・・・ともいえる結果となってしまいましたが、ここで見方を変えると労働省がまとめた調査によると、27.3万人の労働者がこの天候の影響を受けて働けず雇用の減少を生んだとしています。これは1977年以降で最大の数値で、特に建設部門の雇用者が大幅に減少しました。
というわけで、記録的な大寒波の影響を受けたことはほぼ間違いないわけですが、今後どうなるかについては楽観的な見方が優勢のようです。なぜなら、他の経済指標を見ていくと、非常に堅調な結果が目立っていたので、寒波の影響を受けて大きく減少した雇用統計というのは、一時的な結果であるということですね(b´∀`)ネッ!
それを裏付けるように、昨日のNYダウは-7.71ドル安の16,437.05ドルとなっており、あれだけ弱い雇用統計の結果にも関わらず極小幅な下げに止まっていますし、ナスダックやS&Pなどはむしろ上昇するなど、終盤に買い戻されています。
まぁこの株価の買い戻しの背景には、今年に入って急加速するかに思われた緩和縮小ペースが、この結果を受けて鈍りそうだとの見方が広がったこともあるんですけどね(∀`;ゞ)ポリポリ
どういうことかというと、なんだかんだ株価にとっては金融緩和が継続したほうがありがたいということですね。やはり量的緩和により、金(ドル)余りの状態のほうが株価は上がりやすいですからね。お金ジャブジャブなので。しかしながら、現在のアメリカは経済が大きく回復したということでその量的緩和を縮小させ始めており、特にここ最近は堅調な経済指標が続いていたことから、量的緩和終了に向けて、一段と縮小のペース(規模)を早めるのではないかと見られていました。
ただし、今回の弱い結果を受けてどうやらそれほど加速しそうにないということが、株式市場にとっては安心感を誘ったようです。逆に為替市場(ドル・円相場)においては、縮小ペースの減速からドル余りの状態が続きそうだということで、104円台を割り込む場面も見られましたが・・・(´・ω・`)ショボーン
つまり、株にとってはどちらに転んでも好材料なんでしょうね。FRB(米連邦準備理事会)がこのまま緩和を継続するのであれば、それはそれで望ましいですし、また仮に緩和を縮小したとしても、それは米経済に対する自信の表れと考えられるので、それもまた良しといったところでしょうか。
この辺の株式市場のポジティブな動きは、ドル・円相場にとっても好材料なので、とりあえず現段階ではありますが株価がしっかりと下支えとなったことは素直に好感しておきたいでしょう。
そして、今後のドル・円の問題というのはやはり今後の量的緩和縮小の動きがどうなるかといったことが大きなポイントとなります。昨夜の会見で、FRBメンバーであるセントルイス連銀ブラード総裁は、「FRBが資産買い入れ縮小を継続すべきが考える上で、12月雇用統計だけで判断したくない」と記者団に対して述べており、まだまだ予断を許さないといった状況です。
さらに、この失業率低下に伴い、これまで失業率6.5%以下としてきた利上げの基準を維持するかどうかというのも、かなり怪しくなってきました。そもそもこれまでも、一部メンバーは6.0%以下に引き下げるべきとの意見を出していましたからね。利上げに関しては、できるだけ先送りしてほしいというのが市場全体のコンセンサスですから、これもこれである意味では好材料でしょう。
昨日の雇用統計について考えていくと大体こんな感じでしょう。雇用統計については、ゆきママ的にはそれほど悲観するような内容で無かったと考えていますが、数字が数字だっただけに一旦は下向くことも止む終えないといったところでしょうか。
それでも今のところは、104円台に戻しており、株価が下支え材料となりそうなので、短期的にはやや調整ムードになってしまうことも否定できませんが、中長期的には上向きの流れが続くと思います(`・ω・´)キリッ
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