$!WaTaNaBe!$さんのブログ
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ジョン・テンプルトン(成長株グローバル投資のパイオニア)
「マネーマスターズ列伝―大投資家たちはこうして生まれた」を読んで気になった箇所の抜粋。
1.戦争のニュースでは決して株を売らぬこと
お金にとっては悪材料だが、モノ(株含む)には好材料
2.見捨てられていた株だけを買う
ボロ株を買って平均4年寝かす。割安株が割安と判断されるに十分な期間。
割安株は、収益とPERが同時に上昇するので値上がり益は大きくなる。
3.国際分散投資
多くの市場に精通。「若い」株式を進んで買う。
4.小型株・二流株投資
大型で人に知られた株(いわゆる優良株)に全く興味を示さない。
小型であっても、基礎がしっかりしていて、特色のある高収益企業でPERが低ければ-そして、事実を正しくつかんでいれば、投資して問題ない。
5.彼の基本的な考え方・信念
時下が真の価値を下回っている会社をたくさんの市場の中から探し出せ
一番の割安株でなくてはならない。(一見割安に見えても本当は割安でないという場合も多い)
最良の割安株は、人々から全く無視されている株式で、自分以外の投資家たちが調べてみようとすら思わない株式の中にある。
6.投資家にとって一番大切な技術
その時点ではまだ一般に認められていない価値を人より先に見分けられる能力=「柔軟性」
将来事態が好転するのに役立つ何らかの要因を、人々が気づく前に鋭く見つけ出す能力が必要
7.国有化や国の規制を避ける
自分が投資している会社が国有化の標的となりやすい産業に属しているか投資家は常に自問すべき。
8.インフレに対応できる会社
広告代理店は、総広告費の一定割合を収入とするのでビジネスモデル的に最高。
9.うわさから遠いほど良い
大衆が見せる熱狂振りや向こう見ずに惑わされない。熱狂に巻き込まれてひどい目にあうのはNG。
10.テンプルトンの経営者へのインタビュー事項
・長期計画を立てているか?
・平均成長率はどれくらいの予定?
・なぜ過去の実績と異なる予定を立てる?特別な要因があるの?
・貴社の最も手ごわい競争会社は?
・何らかの理由で自社株を保有できない場合、競争会社に投資するとして、どこに投資したいと思う?
(この二次情報が有益だと考えている)
11.証券会社は事実関係を確認するのが目的で、売買の推奨には耳を貸さない。
(ボロ株を熱心に推奨するディーラーはいない)
12.金儲けを目的とした「収集」にまつわる「逆説(パラドクス)」
・株式に限らず、美術品でも不動産でも、ディーラーや画商が売り込みにやっきになっているものの中には買い得品が決してない。古書業者相手にうまくやるには「いま要らない本があったら見せてくれないか」と。地下の倉庫で埃をかぶっているもののなかにこそ、価値あるものがある。
13.売買テクニック
・株価が上昇して、もはや割安ではなくなり、もっと良い別の銘柄が見つかったら、入れ替える。
・条件的にはほとんど変わらず、片方は市場で人気が出始めた場合、動き始めたほうを選ぶ。
14.会社選び
会社の評価を下すには正確には百項目ほどの数字が必要だが、業種によっては1/4程度でOK。
必須項目は下記
・PER
・営業利益率
・精算価値
・成長率(とくに利益成長の持続性)
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>その時点ではまだ一般に認められていない価値を人より先に見分けられる能力=「柔軟性」
おーこれができたらなぁとおもうことはいつもありますね。。。
>株価が上昇して、もはや割安ではなくなり、もっと良い別の銘柄が見つかったら、入れ替える。
これ単元未満株で時々私もやります(^^ゞ
割高割安バランスをとったり考えて投資してみようとおもってチャレンジ中ですm(__)m
コメントありがとうございます。
この人のスタイル好きです。
まぁどの人の投資スタイルにせよ、勉強せねばなりませんね。企業財務がわかれば面白いんだろうなぁ。
この考え方をベースに自分の信念を構築し、新興国投資を始めましたからね。結果はご存知のとおりですが(笑
http://news.goo.ne.jp/article/kyodo/nation/CO2008070901000226.html
ほとんど、日本の個人投資家の反応はありません。
情報ありがとうございます。
そうですか、たしか環境の良い高級リゾート地に住んで、リゾートに来るお偉いさんから情報収集したり、噂に惑わされること無く遠隔から発注している投資スタイルの方でしたよね?
・・・あまり日本の投資家には有名でなかったんですね。(バフェット氏だと大反響なのか?)
ご冥福を祈ります。