NYダウの日足チャートに下降サインである「長い上ヒゲ」が登場。
(添付写真を参照)
前回「長い上ヒゲ」が登場したのは11月29日(金)。
週足で8週連続陽線を描いたのちに出現し、
上ヒゲの高値から470ドル(3%ほど)下落した。
しかしその前の10月31日(木)に登場した際には
3日ほど小幅なレンジで推移した後、
さらなる上昇をすることになったので
必ずしも下落するとは言えないが
ここ10営業日の上昇角度がかなり急なだけに
注意しておいた方が良いと思われる。
特に1月からはQE3が縮小となる。
小幅だけれども国債とMBSで100億ドル(1兆0500億円)。
資産規模の圧縮と長期金利の上昇は
少なからずとも実体経済へマイナスの影響がある。
ジワジワ効いてきそうな感じもしていて、やっぱり不安。
さらには月末のドル買いニーズでさらに後押しされて
105円台で終わっているドル円も不気味。
でも、105円台で終わってくれたから
大納会は上げてスタートするだろうけれど・・・
そんなこんなの不安材料で、
NYダウ、ドル円が調整的に下落することを予想しているけど、
東京市場が休場の間もNYはオープンしているから
1月6日の大発会までに調整しておいてくれたらベスト。
でもそう都合よくいってくれるとも限らないので、
やはり大納会では一旦ポジションを閉じようと思った次第。
(あくまで個人的な感想です)
■長い上ヒゲとは
「上影陽線(陰線)」とも呼ばれます。
長い下ヒゲとは逆に、高値圏で発現すると下落のサインとなります。
下ヒゲは非常に短いか、またはまったくないもので、
下ヒゲがないほど強力なサインとなります。
下ヒゲのまったくないものを「トンカチ」とも呼んでいます。
長い上ヒゲは、株価の上昇に伴って利益確定の売りやカラ売りなどが増え、
上値が重い状態になることから発生します。
この時点では、上昇のパワーは弱まっていますので、
迷わず「売り」を選択することです。
天井圏であれば、実体は陽線でも陰線でも反落圧力は強いのですが、
陰線のほうがより売り圧力が強いと考えられます。
<株価チャート超入門より抜粋>