金持ち父さんの本では具体的な株のトレード手法にはあまり触れていないが、例外的にあげているのが新規公開株(IPO)のトレードである。新規公開株を手に入れて上場後比較的早めに利確処分するというもので、一般的にもよく知られている方法である。私も何回もIPOの申込みはしたことがあるけれどことごとく抽選に外れてしまったので、新規に申し込む気力はなくなってしまった。確かに公募価格で手に入れることができれば初値やその後に値上がりする確率が非常に高く、またその利益もかなり大きいことは多くの実例が示している。だから当然申込みをする人も多くなり、抽選にあたる可能性は低くなる。今のように個人客は皆ネット証券で取引をするずっと前の昔には証券会社の営業マンが大損をした優良客の穴埋めのために使われるというような話もあり、公正な抽選が行われていたかどうかも怪しいと思ったものだ。金持ち父さんも良い営業マンはそのような情報を提供してくれると書いてあるので、裏口入手の手立てを持っていたのかもしれない。IPOを得意技としている人は抽選の確率を高くするための多くの証券会社に口座を持って、できるだけ多くの機会に応募しているという記事を読んだことがある。予約をするためには預託金を預ける必要があるので、資金効率という点ではあまりよいものとは思っていない。
LINE(ライン)株式会社が来年上場されるということだけれど、この募集には応募が殺到するんでしょうね。因みにLINE株式会社は韓国上場企業の(NHN:Naver Corp)の日本子会社だということで、この親会社の株はSBI証券の外国株口座で購入できるそうです。