ＮＹ金：反発、原油高とドル下落でヘッジ需要－終値882.10ドル
５月８日（ブルームバーグ）：ニューヨーク金先物相場は反発。エネルギーコストの記録的高騰とドルの下落でインフレヘッジ目的としての金需要が高まり、１週間ぶりの高値を付けた。銀相場も反発した。
ドルはユーロとポンドに対し下落した。欧州中央銀行（ＥＣＢ）とイングランド銀行がインフレ抑制のため政策金利を据え置いたことが背景。原油先物相場は７日に過去最高値のバレル当たり123.93ドルを記録した。金相場は３月17日にオンス当たり1033.90ドルの過去最高値を記録。原油相場が年初来で28％上昇したのに比べ、金相場は5.3％の上昇にとどまっている。
イーグル・フューチャーズ（ニューヨーク）のトレーダー、ニック・ルッジェロ氏は「金は過小評価されている」と指摘。「市場にはまだインフレ懸念が残っている。現時点では金は原油よりも割安だ」と語った。
［モスクワ ８日 ロイター］ ロシアは、国連安全保障理事会が３月に採択したイランの核問題をめぐる対イラン制裁決議を履行する大統領令を公布した。
この大統領令はプーチン前大統領が署名したもので、特定のイラン個人および企業について異動や金融取引の禁止を定めている。
これらを受けて言えることは、原油の資金が金にも向けられてきたことでしょう。ドルの下落は原油とのシーソーゲームでユーロはもはや強くなくなってしまった。ドルの下落は一部の企業にはマイナスであるが、限定的でしょう。またロシアも原油が高止まりする手を打ってきたことでしょう。「うまいと！！」しかいいようのがないタイミングです。原油はこれで下げ止まりまた上昇しました。
