地図情報大手のゼンリンは、2013年9月中間期の業績予想を下方修正し、純損益が2億円の赤字になる見込みだと発表したそうです。
5月時点の前回予想では2億円の黒字としており、中間期に純損益が赤字に転落するのは9年ぶりとのことです。
カーナビ用に地図データを提供する事業の売り上げの減少が響いたようです。
国内の新車市場では、低燃費で維持費が安い軽自動車に人気が集まり、カーナビも低価格の製品に人気が集中しているそうです。
低価格のカーナビでは、提供する地図データの利用料も安くなり、カーナビをつけない客も増えていることから、そのあおりを受けたそうです。
売上高の予想は前回を4.7%下回る240億円、営業利益の予想も95%減の4千万円にそれぞれ引き下げたそうです。
通期の業績予想は売上高560億円、純利益25億円のまま据え置きましたが、「修正するかどうかを含めて精査中」とのことです。
ゼンリンは、カーナビ用の地図データを自動車やカーナビのメーカーに供給する事業で、トヨタ自動車系やパイオニア系の会社と並ぶ国内3大メーカーの一つとのことです。
ポータブルで価格も安いカーナビが増えており、市場も萎んでいるんでしょうかね。
9474:1,148円、 7203:6,370円、 6773:180円