中国の共産党では既に建前すら変質しているようですね。
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2013&d=1003&f=politics_1003_001.shtml
”中国共産党機関紙の人民日報は2日付で、「指導者幹部の合理合法な利益は認め、保障せねばならない」との主張を含む論説を発表した。
論説はまず、習近平総書記(国家主席)が河北省の共産党委員会チームの会議に出席した際に「党人気質の強弱を評価する根本的な物差しは『公』かどうかだ」と説いたと紹介。
「公」と「私」の区別については、故毛沢東主席の自分に課していたという方針を紹介。「家族を愛する。しかし私情にとらわれることはしない」、「旧交は大切にする。しかし旧友のために利益を図ることはしない」、「家族を救う。ただし公的立場を家族を救うために利用しない」の3方針という。
トウ小平氏による「共産党員である以上、官の立場をあきらめるか、私心雑念をあきらめるか、それ以外の選択はないとあきらめよ」とのことばも紹介。
地位の高い人物に対する見方としては「もちろん、指導者幹部の合理合法な利益は認め、保障せねばならない。私利私欲とは異なる概念であり、混同してはならない」と主張主張した。
、問題になるのは「個人の利益を追い求め、個人の利益を過度に重視する場合。はなはだしきは、個人の利益を共産党や人民の利益の上に置く場合」と論じた。
論説は、習近平総書記(国家主席)が強調していることは「党の幹部として、全身全霊をこめて人民のために奉仕せねばならない。誠心誠意、党と人民のための仕事に奮闘せねばならない」、「公を大きく、私をなきものにせよ。公私をわけよ。公が先、私が後だ。公が大切で私を忘れよ。これは世界観、人生観、価値観の元スイッチの問題だ」と説いた。
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◆解説◆
習近平政権は2012年秋に発足して以来、腐敗撲滅や“滅私奉公”の強調など、精神面における指導を強めている。不正行為を理由に高級幹部が地位を追われるケースも相次いでいる。
しかし共産党上層部はその反面で、不正発覚の発表が相次ぐことなどで、「高級幹部にはロクな奴がいない」と、一般大衆の党に対する信頼そのものがさらに低下することを懸念しはじめた可能性がある。
上記論説では、「指導者幹部の合理合法な利益は認め、保障せねばならない」前後の部分だけが、異質な感じだ。
同論説は人民日報が掲載した直後から、多くのメディアが転載する形で紹介した。人民日報における見出しは「“公と私”、この尺度を見比べる」だが、中国新聞社が「人民日報:指導者幹部の合理合法な利益は私利私欲にあらず」の見出しで発表。多くのメディアは人民日報の論説が「指導者幹部の合理合法な利益」に言及したことに注目した。”
こんな都合の良い屁理屈を喋れば余計に高級幹部にロクな奴がいないって思われる気がするのは気のせいでしょうか?
これで中国国民の政府に対する失望はますます上がるような…。
もう国の上層部の考えがこうなっているの見るに中国は末期症状の気もしますが。
…こんな腐った国を倒そうと革命の気概をもった人民は、中国にいないんですかねぇ…。
…まぁそんな人間が少数と言うか皆無に近い状況だから共産党が持っているんでしょうけどね。
PS.
毛沢東の時代にほとんど国に逆らおうって人達はいなくなったんでしょうね。多分。
そういう意味では毛沢東って偉大だったのかも…。