金【軍事介入が織り込まれているなら？】

[日本ユニコムコールセンターsupportコース取引さん]

日中取引時間は、4日のNY市場の下落を受け手じまい売りが先行して始まり、前日比38円安の4473円で寄り付く。その後、寄り付き水準付近でのもみ合いが続いたが、NY時間外の値下がりとともに売り優勢となり、結局前日比66円安の4445円で終了。懸念要因のシリア情勢は、米上院委員会でシリアへの軍事介入が承認されたものの、軍事介入は限定的で短期間で終わるとの見方が強く、既におおむね織り込まれている感が出ている。そのため、市場の関心は米量的緩和の縮小開始時期に集まり、最近の米経済指標の好調さから月内にも開始するのでは、との見方が再燃し売られた。ただ、あすの米8月雇用統計を控えポジションを一方行に傾けにくく、模様眺めムードも強まっている。

本日夜間取引時間は、8月ADP雇用統計(21：15)のほか、新規失業保険申請件数(21：30)、8月ISM非製造業景況指数(23：00)など重要な米国指標の発表を控えている。国内外金市場とも地合いが弱まっているため、下振れには十分な注意が必要である。


夜間取引レンジ　4,408円～4,481円　 

中川

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