日経平均は+30.90円ですが、その中身は銀行セクター+7.72%の騰落率を筆頭に、その他金融/不動産/証券商品先物が5%以上の上げで、勢いを見せる1日となりました。三菱UFJの出来高1億3581万株は堂々のトップです。東証1部の売買高も久しぶりに20億株の大台を突破しました。
これで相場環境がさらに好転したかというと、ちょっと行きすぎな気がしてます。三菱UFJで見てみると、この出来高の水準は去年の12月上旬と同じですが、その時のチャートを見ると急騰の後にやはり急落しています。株の売買というのは売り手と買い手が両方いて初めて成立しますから、全員が買いに回った瞬間というのは株価が本来の数字から掛け離れ、しかもみんなが欲しがって殺到するので出来高も突出します。となればこれは天井のサインと見てほぼ間違いないのではと思います。GW休みの個人投資家がみんなデイトレで殺到したのでしょうか・・・あまり考えたくはありませんが。
まあ明日はお休みなので、ちょいと頭を冷やす時間にはなるかもしれません。ただこの初日を見ると、GW中はかなりリスクの高い相場になりそうですね。いつも通りですがエントリーポイントには気を付けていきましょう。