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「NISA」 上手に使う3つのポイント




良いニュースと悪いニュースがある「NISA」 上手に使う3つのポイント

 「税金がおトク」と思ってNISAを使い始めると大失敗するケースも? きちんと使い方をマスターしよう!




 2014年から、株式などの税金が、現行の10.147%から本来の20.315%に戻ります。その代わりに導入されるのが「少額投資非課税制度」(愛称:NISAニーサ)です。


 イギリスのISA (Individual Saving Account:個人貯蓄口座)の日本版で、日本証券業協会が「剛力彩芽のNISAラクラクWEB http://www.jsda.or.jp/nisa/」というサイトを作るほどの力の入れようです。銀行・証券・投資信託業界にとっては目下最大級の案件で宣伝合戦も激しいのですが、分かりにくい注意点もあるので“正しく”使いたいところです。




■NISAの良いニュースと悪いニュース


 「良いニュースと悪いニュースがあるんだけど、どっちから聞きたい?」というとアメリカのテレビドラマに良く出てきそうなセリフですが、NISAにも良いニュースと悪いニュースがあります。





 まず良いニュースは、

 配当や売却益にかかる20%の税金を払わなくても良い 年間百万円、5年で最大5百万円の非課税枠がある、ということです。これを聞くと「使わなきゃソン」と聞こえます。





 悪いニュースは、

 5年後には強制的に清算され、損失が出ていても通常の株式などの売買益と相殺できない 5年間のうち、売却したら残りの期間に非課税枠の再利用はできない 今のところ、金融機関は1社のみで最初の4年間は変更できないというもので、ちょっときつい制限といえます。


 そうなると結局、どういう風に使えばトクなのか分かりにくいですね。では、NISAを使ってトクするケースと損をするケースを考えてみましょう。



■NISAでトクするケース:大儲けしても非課税!

 「5年間配当を目一杯もらって、最も株価が高いところで売却できて全部非課税」というのが最も良いケースです。そうなると「配当や分配金が高くて」「5年以内に確実に大きく上昇して」、かつ「売り時が分かりやすい」金融商品にNISAを使うのが理想的です。

 「そんなものがあったら、NISAなんて関係なく投資している!」という声が聞こえてきそうですが、その通りで非常に難しい条件です。REIT(上場不動産投資信託)なら分配金が一般に高いので良いかというと、REIT自体の価格は株式相場と連動するので5年以内に必ず上昇するとは言えません。

 5年の配当・分配金で節税になる分と元本の損失が使えなくなる分が同じになるのは、配当・分配金の5倍までの損失で済んだ場合です。つまり、配当が5%なら元本の損失が25%以内、配当7%なら35%以内ならOKとなります。ちなみに、東証REIT指数は、2007年5月の高値2636.23から2008年11月の安値683.38まで74%も下落しているので、現実は甘くないといえます(出所:ロイター)。

 また、毎月分配型投信の分配金は元本から支払われるタコ足配当部分が多いので、もともと税金がかからず、NISAで有利にはなりません。バイオ関連株やIT株などハイリスク投資で一発勝負に出ると利益が出た際には非課税ですが、損失が出た場合は特定口座などにある株式や投信などの利益があっても相殺できないので、これもあまり割が良くないギャンブルになってしまいます。


 5年という制限があるので元本リスクなしで、配当・分配金だけ非課税を狙いたいといっても、現在の投資対象は上場株式、ETF、REIT、株式投資信託なので元本リスクがないものはありません(ちなみに預貯金だけでなく他のリスク投資のeワラント、上場株価指数先物、FXも、NISAの対象外です)。
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