今の民主党は政権与党時を反省していることを示す為か迫力が無く埋没しています。
国会審議では、他の野党に比べ、得意分野でも無いのに長々と甘い追及をしたり、自己PRをしたりと、失望することが多くありました。
また参議院選挙の政見放送でも、一般人の世間話の延長かと思われるぐらい迫力が無く説得力の無いように感じました。唯一、細野幹事長がTVで活躍されているぐらいで、恐らく選挙結果も酷いものになるものと予想します。
但し、福島原発事故で吉田元所長と共に東工大コンビで日本の原発事故での日本崩壊の危機を奇跡的に回避した菅元首相に感謝しています。詳細は昨年の12月8日及び今年の3月16日の日記を参照
また、党利党略に走らず今後の日本の将来の発展の為に大胆な決断をした野田前首相に感謝しています。主な功績は次の通りです。
①国民生活を優先し、特例公債法案を通す為、国会議員の定数削減と選挙改革を約束させたうえで、衆議院を解散させた。
②今後3年間は特例公債法案は予算と一緒に処理されるようにした為、仮に今回の参議院選挙で与党が過半数取れなくても、ねじれの参議院での可決が不要になり、本来の衆議院の優先が機能し、首相の毎年交代が無くなる可能性が高く、政治の安定、継続性が高まる。
③社会保障と税の一体改革法案を成立させたことにより、長期的に財政再建への取り組みに前向きであることを示し、国内外の信頼を取り戻すことができた。当然消費税増税に伴い、歳出削減、行政改革等も実行され、財政再建が確実に進展するものと予想。
④円高対応として為替介入を行い、また、日銀と協力して海外の買収等の投資を促進する資金支援を行った。現在貿易収支が大幅に悪化しているにもかかわらず、経常収支の黒字が継続しているが、その成果が出ているものと思われる。
尚、残念ながら当時は政権与党内の内紛、野党の攻撃で政治が混乱し、個人投資家等の国内投資家の信頼が得られず、急激な円高と日本株安を止めることが出来なかった。
日本の発展には継続性のある安定政権が必要で、安倍首相に頑張って頂きたいと考えますが、一方、政権与党の暴走を抑える為、強い野党も必要です。今回の選挙で民主党は壊滅的な打撃を受けると思われますが、選挙後は野田前首相、細野幹事長、玄葉前大臣等に期待しています。
追伸(昨日と同一内容)
今後の日本株価がどうなるか全く解りませんが、外交、国内政治、選挙結果予想、外部環境の変化等により、大きく変動する可能性があると考えます。従って、割安と考えられるものの押し目をコツコツと買い進め(目標まで上昇したものはコツコツと利益確定)たいと思います。但し昨年と同様のパターンも充分有りえる為、底値圏と思われる場合でも信用余力100%をキープした上で投資を行うことが無駄な損切りを抑えるのに有効だと考えます。現状は高値圏にあると考えますが、安易に空売りするとひどい目に合いそうです。
尚、昨年とは異なり、野党は何でも反対では無く、前向きな提言が多く、現状の国会がねじれている状態の方が、与党の暴走を抑え、経済成長、財政再建、行政改革、近隣諸国との関係改善等が進められると思われますので、与党が圧勝しない方が、日本株上昇が期待できると思います。