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青少年インターネット規制法と事なかれ主義

青少年インターネット規制法案という最近話題の法律。子供の有害サイトへの接触を断つという当初の目的は分かる。しかし議論を経て法案として出来上がったものは??な内容だった。
内閣府の委員会がネットコンテンツの有害か無害かの判断基準をつくる。有害の枠に入るサイトは削除or会員サイト化or有害申請しないと犯罪。んで一番大事な判断基準は今のところまだ未定。ざっくり言うとそんな内容の法案になっている。有害となる内容はエロ・暴力・薬物・いじめなどが想定されている。
フィルタリング規制で2432DeNAの株価が乱高下したのは記憶に新しいがヤフーであれ楽天であれ、管理下のサイトの一部分にでも有害コンテンツがあれば、とりあえず有害指定は受けてしまう。特に2chのような匿名の掲示板スタイルのコンテンツはたぶん全滅。
ブログ形式のサイトであっても油断は禁物で、コメント欄になんか変なことを書かれているのに気づかないでいるとはいあなたのサイトは有害サイトでーすということになる。削除は義務じゃないよ!でも削除しないと有害サイトですね。義務じゃないから言論の自由には抵触しないという論理構成だ、アホか。
結局のところ、ネットを日常的に使いこなしていない人が考えるとこんな法律になってしまうんだろうなーという感じ。グレーっぽいのはとりあえずクロに分類しようという性悪説よりの発想。日本の政治家や官僚などの事なかれ主義が如実に反映されている。
さらに日本的なのはフィルタリングのトラブルに関わる部門が半分公的な機関に独占or寡占されるだろうという点。おいしい天下り先がまたひとつ誕生します。
もっと過激に問題点を指摘しているサイトもあるのでご参考にどうぞ。http://news.livedoor.com/article/detail/3611386/
この法案の問題点が指摘されるのはほとんどがネット上。おかげでネットを使わない一般市民には議論の余地なく導入される。そして管理者にはいろいろと負担を増やした上で、有害コンテンツは法律の隙間を抜けながら減らないという現実。青少年インターネット規制法は近日中に国会を通過する見込みです。
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