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雇用統計を好感する動き

7月5日の日経平均は14309.97(+291.04)と大きく上昇。基準線、転換線の上、雲の中を上昇しているが、転換線が基準線を上抜けてきており、下降してくる雲の上限14736をめざす動きとなっている。MACDは天井圏だがなお上昇。週足は3週連続の陽線となり、転換線14179を上抜けてきた。週足MACDは底打ち反転してプラス圏を上昇、シグナルを上抜け。短期中期とも上昇基調となってきており、日足の雲を抜けるとさらにチャートが明るくなる。


ドル円は101.18。日足は基準線転換線の上、雲の上限101.20近辺。MACDは上昇しており、雲の上限を抜けそうな気配となっている。週足も転換線98を抜けて上昇、週足MACDもプラス圏に浮上してシグナルを上抜け。注目なのは月足で、5月6月と抜けられなかった100.38の月足雲の上限を抜けてきつつある。


注目の雇用統計は19万5000人増で、予想を上回り、このペースだと年末に失業率がターゲットに達し、量的緩和の縮小が始まるということになるようだ。米株には当初警戒感が広がったものの、上昇い転じた。どうやら、量的緩和の縮小の緩和については、前回の大きな下げですでに織り込んだ形となったようだ。為替も、月足の雲の上限を突破するかどうかという水準にきている。このままアメリカの金利が上昇してゆくのであれば、上抜けてくる可能性がある。NYがアメリカの業績回復を素直に好感する動きとなってくるのであれば、東京についても緩和マネーの引き上げが終わり、円安→業績回復を買ってゆく動きになることが期待される。
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