大手電力会社9社のうち、東京電力と北海道電力を除く7社が26日に開かれる株主総会で、平成25年度に過去の利益の貯金にあたる「積立金」の取り崩しを提案するそうです。
取り崩し総額は前年度比3割増の1兆1384億円に達し、東北、九州、四国電力の積立金残高は底をつき、財務の余裕は失われ、経営環境は一段と厳しさを増すようです。
電力会社の積立金には、石油など燃料価格が想定より安くなった場合の差益をためる「原価変動調整積立金」や、円高による為替差益を区分するために設けられた「別途積立金」があるそうです。
積立金は株主総会の決議を経て取り崩せば、赤字の穴埋めなどに充当できる。原価変動調整積立金は平成24年度までにすべて取り崩され、現在は別途積立金のみとなっているそうです。
平成24年度は北海道、中部、北陸、関西、四国、九州の6社が計8768億円を取り崩したそうです。
平成25年度は、東北が3324億円、四国が490億円、九州が3570億円の積立金をそれぞれ取り崩す計画で、残高がゼロになるそうです。
この結果、赤字を埋めきれないため取り崩しを行わない東電を除く8社の積立金残高は計9105億円となり、平成24年度の半分以下に急減するそうです。
各社ともかなり厳しいですね。
9501:538円、 9509:1,330円、 9506:1,266円、 9508:1,389円、
9507:1,665円、 9502:1,356円、9505:1,479円、 9503:1,384円